2010年12月31日金曜日

GEGEGE


午前中は、現場に入って仕事だった。部下たちの何人かは、年越しで仕事だ。世間でも元旦からオープンする店舗も多いし、年末年始の改まった雰囲気は、年々消えてゆく。それでも、おおみそか。テレビでは紅白、「ゲゲゲの歌」が流れている。

水木しげるは、貸本マンガの作者として、キャリアをスタートさせた。私自身、ばあちゃんの家の近くにあった貸本屋に通ったのは、小学校の前半くらいまでだと思うけれど、本を選ぶときのわくわくした気分は覚えている。それは、TSUTAYAのコミックレンタルの無機質な空間での気分とは、似て非なるものである。もっと、怪しく、うさんくさい。

さて、おおみそかである。お世話になったみなさまに、感謝。かたじけないでござる。

2010年12月29日水曜日

Crashing Through


Crashing Through、 日本語にすると「(人生を)突き進む」といった意味かな。3歳で視力を失い、46年後に手術で再び光を取り戻した男性の半生の記ろく。感動のストーリーではあるけれど、テーマは、「認知」と「視力」、そして脳の仕組みの不思議さにある。ぜひ、読んで欲しい。

飲んでもいないのに、頭も痛いし、慢性的な酩酊状態にある。体調は良くないのだろう。それでも日々トラブルはやってくる。来年のテーマは、Crashing through the troubles !! で行こう。

2010年12月21日火曜日

日本放送協会


日本放送協会の「にっぽん紀行」という番組。聴覚に障がいのある鳥取県の高校生のカメラ部員が奈良へ行った。先生からの宿題は、「外国人観光客の写真を撮らせてもらうこと」だった。発音にも障がいがあるけれど、もともと言葉の通じない外国人なら身振り手振りでコミュニケーションをとれば良い。初めは躊躇しながらも、いくつかの笑顔の写真を撮ることができた。ところが、その後に訪れた大阪の街では慌ただしく通り過ぎる人に声さえかけられない。

彼は自信をなくし、カメラに手を触れないまま1ヶ月が過ぎた。気落ちして参加したクラブの例会であったが、奈良で撮った外国人観光客の笑顔の写真を手にした。自分から向き合えば、人は心を開いてくれると気がつく。そして、鳥取砂丘に向かい、何枚もの笑顔を撮った。時には、言葉も交わしながら・・・。「ありがとう」そこには、素敵な笑顔と言葉があった。という内容だ。

コミュニケーションについて考える。ポジティブやオープンマインドについて考える。ストレングスについて考える。研修のネタにしよう。

写真は、伊勢現代美術館のカフェ、美術品に囲まれ、手入れされた庭と海をながめながら、過ごす。贅沢な時間だと思う。まあ、いいよね。

2010年12月19日日曜日

忘年会である


職場の忘年会である。賑やかに楽しく終わった。おかげで財布が軽くなったけれど、それが上司の役目だろ。翌日、伊勢に車を向けた。革ジャン、手袋、帽子、そしてマフラーの力を借りて屋根を開けて走る。ひたすら寒い。しかしである。修行である、やせ我慢である、男の華道である。まあ、そんなところである。

年末である。伊勢の五ヶ所湾にある「伊勢現代美術館」で張り子のウサギをモデルに年賀葉書用の写真を撮った。毎年、楽しみのような、面倒なような年賀葉書。年に1度、古い友と繋がることは、こころを暖かくする。

2010年12月18日土曜日

MICHAEL


人は弱いものだと思う。自分のことだけどね。それでも、そんな自分から逃げるわけにも行かない。強い人もいるだろうけど、強い自分から逃れられないというのもしんどいだろうなと思う。自分自身とどう折り合ってゆくのか、案外、他人と付き合うよりやっかいなんだろう。

さて、MICHAELだ。アルバムが発売されたので、定時で仕事を終えて、買いに行った。「自己愛」にあふれたアルバムデザインは、死してなお健在だ。衝撃的な印象はないけれど、曲の質は高い。MICHAELは、MICHAEL自身とどう折り合いを付けていたのだろうね。尋ねてみたいなと思う。できるわけないけどね。

2010年12月11日土曜日

さてと・・・

 

さてと、思い立って、できたばかりの伊賀市内のカフェへ車を向けた。伊賀市内とは言っても、信楽との境にある山間の村だ。「陶磁器工業共同組合」の古い建物を改修したもので、カフェ、陶磁器のギャラリー、雑貨のショップがある。カフェのメニューは、名張の姉妹店とほぼ同じで、「ひるごはん」を頼んだ。


近くに、天保三年から続く、伊賀焼の窯元があって、見学できる。休憩所があって、そこもギャラリーになっている。これも古い建物を利用したもので、いい雰囲気だ。ここに抽出コーヒーの自販機が置いてある。伊賀焼きのカップを機械に入れて、コーヒーが飲めるようになっている。このカップは持って帰れるので、エコ(?)でお得感(350円)もある。

このやり方は、商品の付加価値について考える仕事のヒントになるな。

帰りに信楽の陶芸の森近くの「きりん」というショップで知人の娘さんへのプレゼントに小さなスープカップを買った。クリスマスのプレゼントにしようと思う。

2010年12月8日水曜日

Wow!!


松阪の「番茶亭」という和風喫茶の2階に籔内佐斗司さんの作品が置かれている。写真のオブジェは、その近くの民家の玄関にあった。あとから知ったけど、そこは、「牛銀」の主の家らしい。評判の悪かった「せんとくん」だけど、籔内さんの作品の持つ怪しさ(妖しさ)は好きだ。

プレゼントをもらった。STINGのチケットだ。私は、写真のオブジェみたいな表情になったと思う。ワオ!!かたじけないでござる。

2010年12月5日日曜日

カフェであれこれ


明日の会議までに、少しまとめたい書類と目を通したい資料があった。職場でやろうかと思ったけど、晴れ渡った空の誘惑に勝てなくて、パソコンと資料をバッグに詰めて、お気に入りの革ジャン(これしか持ってないけど)とグラブ、屋根を開けて、三重県のカフェまで車を流した。

朝食を摂りながら、カフェで仕事。優雅な休日、それとも過酷な休日、どちらとも言えない。頭に少し鈍い痛みがある。最近はいつもそうだ。やれやれ。

2010年12月3日金曜日

喪中はがき


この時期、喪中のはがきが届き始める。誰かが誰かを亡くしてしまう。つながりが、閉じられてしまう。そこには、哀しみだとか、寂しさだとか、いろいろな想いがある。

人は、誰かとつながりながら生きている。そして、そのつながりが失われてもなお、その温かさは心の内に残る。その記憶がある限り、人は生きていけるのだ。「わすれられないおくりもの」は、そんな話である。実習に来た学生が紹介してくれた。



宇宙屋台へおいでませ」は、ある星の、とある屋台とそこの美しいママを巡るふれあいの話。何かの教訓があるかもしれないけど、そんなことより、登場人物のおかしみを堪能しよう。

2010年12月1日水曜日

妖怪かよ


少し早めに仕事を切り上げた。残業しなかったということだけどね。せっかくだから、本でも読もうかと思って、ミスドに寄った。「妖怪セラピー(ナラティブセラピー入門)」という題ではあるけどちゃんとした認知行動療法の話で、「悩みや困りごとを妖怪に置き換えて考えてみる(物語にする)と、わかりやすいよ」と言うことだ。同じナラティブでも先日の本よりハードルは低い。

時間をかけずに読めたので、少しまとめたい書類の手直しをして、隣の本屋で雑誌と文庫本を買い、スーパーで足りない食材を買って帰った。当たり前だけれど残業のない生活には、ゆとりがある。残業しないようにしようね。

2010年11月27日土曜日

物語ること



休日で、天気も良いし、遠くに出かけたかった。報知器の点検で業者を待っているうちに、中途半端な時間になったので、いつものように近くのカフェで、読書。それはそれで、悪くないけどね。

物事の在りようには、根拠がある。内科の美しい主治医は、検査の数値を見ながら、私の処方を決め、次の検査の予約をする。どんなサービスを提供するか、そこに根拠が求められるのは、当然のことだろうし、「数値で示せ」というのも近頃のビジネスの流儀だ。

一方で、「私の思い」は、別にある。例えば、「がんの延命治療を望む」のか、生存率は、数値として、延命治療の根拠となるけれど、あえてそれを望まない人は多いのだ。「生活の質(QOL)」とも関わって、本人の中にある「人生の物語」を大切にすることが、私の仕事の本質でもある。

さて、ナラティブ(narrative)である。「物語る」というほどの意味だと思うけれど、勉強のために読んでいる。「ストーリーの心理学」は、訳書でもあるし、引用も国外の事例が多いので、やや難解だ。

2010年11月25日木曜日

旅をする


クリムトの風景画とのコラボレーションというのに惹かれて長田弘の詩集を買った。詩を読むと何処かへ導かれるような気がする。そうだな、日常に旅するというのか、そんな感じだ。そして、それは、とても豊かな時間だ。

そこは公園だった


何処かへ行こうと思い立って、なんとなく奈良へ。奈良町に車を止めて飛火野まで足を伸ばすと黄葉した銀杏そして鹿、ありがちな風景だよね。


近くでリュックサックがたむろしている。持ち主の小さな主役たちは、そのことも忘れ公園の何処かを駆け回っているのだろう。この国は、良い国だなと思う。


そして、大昔に小さな子供であった集団が、黄葉の前でなにやら蘊蓄を傾けている。公園というのは、いろいろなものを受けとめてくれる場所なのだろう。

2010年11月21日日曜日

パソコンが壊れた


使っている途中でパソコンが落ちて、そのまま電源が入らなくなった。忙しくて、昨日ようやくサポートに連絡したら、さすが専門家で、すぐにアドバイスをくれた。パソコン本体が「過充電」の状態にあるようだ。バッテリとACアダプタを外して「2分間」放置した後で電源をつなぐと復活した。

この「2分間」というのがポイントで、同じことを試してうまくいかなかったのは、「5秒」くらいで、すぐにつないでいたかららしい。待つのが苦手な性格なんだな。パソコンには、FOMAのチップが内蔵されていて、日本中何処でもデータ通信が可能、1キロを切る軽さで持ち運びも楽だ。使えない間は、ちょっと困った。

さてと、同僚から借りた本「自閉症の現象学」、これがとてもおもしろい。哲学者による哲学の本だから難しい。哲学の素養のない私には、理解できない部分もある。それを置いても、「自閉症」というものを読み解くのに、とても勉強になる。そのくせ、おもしろいミステリ小説を読んでいるような気分にもなるので、試してみると良い。

さて、休日だけれど、前の部署の仕事を手伝いに行ってくるよ。

2010年10月30日土曜日

生きるべきか死ぬべきか

   

業界のフレッシュマンの研修があるので、手順のイメージや資料をまとめたくて、近所のカフェにやってきた。人と人のつながりの中で人は生きているという、あたりまえのことを講義する予定で、業界用語で言うとエコロジカル視点ということなのだね。その材料に、このコミック「大阪ハムレット」を使っている。

原作の良さは、読んでみるとわかるけど、原作のエピソードをいくつかまとめた映画版は、複雑な家族関係の例として最適で、なおかつ主人公の一人ひとりが情けないけど魅力的で、これがまた、業界用語のストレングス視点を理解するのに役立つので、参加者には勧めている。

人が相手のサービス業には、何でも参考になるわけだね。ちょっとこじつけのきらいもあるけど気にしてはいけない。

2010年10月29日金曜日

SFを読む


早朝に目が覚めて、ふと仕事のことを考えてしまって、いろいろとアイデアが貯まっていたので、枕元にあるパソコンを開いて、みじかいファイルにまとめた。もともとズボラだから、思いついたら、やる気になったときにさっさとやった方が、安心できるんだ。ついでにメールも送ったんだけど、そのころには、少し眠気が戻って来たので、二度寝を楽しんだ。

今月も休日出勤が多かったし、午前中だけあらかじめ休みをもらっておいたので、家族を見送った後、近所のカフェで少し遅い朝食をとっている。読んでいるのは、ジェイムズ・P・ホーガンの「星を継ぐもの」という30年前のSFなんだけど、派手なアクションシーンもないし、異星人を巡って物理学や生物学の議論が交わされる地味な小説。それでも引き込まれるのは、ミステリ小説の風味もあるからだろう。

議論の駆け引きや組織論から読むとビジネス本としても役に立つかもしれないけれど、SFは、SFとして楽しむのが一番であるなあ。

2010年10月27日水曜日

いのちとこころ守れるか


業界で大きな課題となっている「虐待」防止のための研修のあり方について、今度、検討することになった。このことについては、多くの人に関心を持ってももらいたいと思う。初心者にもわかりやすく読みやすく書かれているのが「ぼくをたすけて」という本。

僕らの仕事は、少し大げさに言わせてもらうと「いのちとこころ」を守る仕事で、「お前はちゃんとやれてるか」と時々自分に問いかける。とにかく今に自分にできることをきちんとやろうと思う。人間は弱くて、つい流されることもあるからね。

本を読むというのは、楽しみでもあるけど、自分への戒めだったり、問い直しだったりするのだね。ブログで紹介している本は、だいたい職場に置いているから、ぜひ読んで欲しいと思う。

ところで、電子ブックって、どうかなと思いつつも、好みとしては、紙が良いな。


2010年10月25日月曜日

こころの木


バウムテストは、描いた「木」の形で判断する心理テストなんだけど、この本(「こころの木」テスト)では、かなり簡易に編集されているので、取っつきやすいと思う。そのぶん、信憑性に欠けるような気もするけれど、もともとこの手のテストは、他のテストと組み合わせて使ったり、補助的に使われるものなので、あまり気にしないでよいと思う。「自分の性格」を知りたい人は、試しに使って欲しい。


宇治市源氏物語ミュージアムへ行ってきた。源氏物語、つまりは、ちゃらんぽらんなモテ男の話なんて思うのは、ひがみかねえ。ともかくも少し賢くなった気分の後で、カフェでランチ。


ついでに宇治の平等院に参拝した。関西に住んで長いけれど、始めて訪れたのである。ちょっとだけ厳かな気分になったぞ。

2010年10月16日土曜日

NARA


奈良高畑にある奈良市写真美術館を訪ねました。奈良をモチーフにした写真家入江泰吉のコレクションが多く所蔵されています。以前にも書きましたが、美術館は、なんとなく自分が賢くなったような気分にしてくれるので好きです。

  

すぐそばにある新薬師寺で薬師如来を囲む十二神将に圧倒された後、春日大社に向かいました。参道の脇に、蔓を絡ませそそり立つ木、かたや朽ちて苔むす木、あるいは、自分の心象風景か・・・。奈良は、写真のモチーフに事欠かない街です。


奈良町あたりまで、降りてきて休憩しています。体調も良くないので、アップルジュース。元気になったような気がします。少しまとまって歩きたくなったので、今日は、奈良を訪れたと言うわけであります。

2010年9月30日木曜日

雨の日


休日勤務が続いたし、夏の休暇も残っていたので、休みをとった。雨だし、どこか屋根のあるところをと考えて、佐川美術館に車を走らせた。美術館は、その空間にいるだけで普段と違う発想をくれるような気がする。まあ、そんな気がするだけかもしれど、気分というのは大切だからね。

昨日、用があって、職場から車を走らせ、その用が済んだ後、ネクタイを外し、車を走らせながら、ふと考えた。生きることとか、死ぬこととか、考えたり、感じたりする機会があったとして、思考や感情なんかより、体そのものがはるかに敏感に反応するのではないかと言うこと。

いろいろな出来事に出会ったとき、頭より体の方が正直に反応するし、おまけに後々まで、引きずるのだと思う。例えば、大切な人の死であるとか、児童虐待であるとか、なんとなく雨の日だから、こんなことを考えるのかもね。このところ体調も良くないしね。

こうやって、美術館のカフェでパソコンに向かってるのが、果たして健全なのかと考え込むような本が目の前(サンドイッチの前)にある、「ネット・バカ」、題名は軽いけど、ネットワークが脳神経に与える影響だとか、自分でも思い当たる節もある。

さて、席が込んできたので、カフェを出よう。

2010年9月25日土曜日

きみのかみさま


神様というものがいるのかどうか、なんとなく遠い山の向こうや、高い空のその上にでもいるのだろうけれど、会ったことがないのでわからない。ただ、居て欲しいと願っている人も多いし、実際に会ったという人までいるのだから、大切なものには違いない。

「天国」や「地獄」、「生」と「死」、「幸福」と「不幸」、商売柄そんなことも考える。考えるけれど、たいした答えがあるわけでもない。とにかく生きていよう思う、生きていて欲しいと思う、特に子どもらが腹一杯食えて、暖かく握る手があって、そうあって欲しいと思う。

どんな時代にあっても、こんな時代であっても、子どもらは、希望なのだからね。

このあいだ、会社にボランティアの学生が大勢来てくれた。詳しくは書かないけれど、みんなで力を合わせて、さまざまなパフォーマンスを見せてくれたり、いろいろな手助けをしてくれた。本当にありがたいなと思った。同時に、真面目さや、とまどいや、愚かさや、明るさや、そういったものを全部ひっくるめた、彼らの姿を私自身は、少しくすぐったい気持ちで見ていた。

彼らと同じ年齢の頃、私自身は、アホで、単純で、何かに怒っていて、不安で、みっともなくて、恥ずかしかった。今でも、それはあまり変わっていないけれど、ともかく、誰かと手をつなぐことの大切さは、知っている。彼らは、これから誰と手をつなぐのだろう、そして思う。

どんな時代にあっても、こんな時代であっても、彼ら若者たちは、希望なのだからね。

2010年9月11日土曜日

9.11


World Trade Centerで多くの命を奪ったものたちは、「テロリスト」と呼ばれます。しかし彼らは、祖国の民にとって「英雄」でもあるのです。物事は、その視点(フレーム)によって全く違う意味や物語になります。「正義」とはなにか、誰か答えを持っているのでしょうか。

死者は3000人とも言われていますが、その数字一つひとつに、それぞれの物語があったはずなのです。私たちは、ふだん数字の持つ客観性を頼りにしていますが、その奥にある、物語に目を向けるべきではないのか・・・

先日の研修で私が伝えたかったことです。私たちは、顧客の一人ひとりが紡ぐ物語に耳を傾けているのか、その感性を磨いてぽしい、そう伝えたかったのです。

言葉遣いが「ですます調」に戻っていますが、つまり、これも物事の多面性ということです。そりゃ、屁理屈っちゅうもんたい。なんか言うとることがむちゃくちゃばいね。

2010年9月7日火曜日

1970


初任者研修の日だった。縁あって、うちの会社、この業界に入ってくれたことをまずは、感謝したい。フレッシュマンと言っても1970年が青春時代であった人から、まさに今、その真ん中にいる人まで、年齢の幅はかなり広い。うち会社の設立が、この頃だったので、会社の沿革を説明するのに「大阪万国博覧会」を時代のモチーフにしたのだけれど、今の若い人には、「20世紀少年」のころ、と言った方がわかりやすいかもしれないね。

相変わらずトラブル続き、難題山積の日々だ。それでも、フレッシュマンのみんなの力を借りてなんとか乗り切ろうと思う。かたじけないでござる。(言葉の使い方間違ってるよね)

2010年9月6日月曜日

symphonicities


管弦楽によるSTINGのセルフカバーアルバム。オリジナルの打ち付けるようなアレンジが好みだけれど、「Roxanne」は、相変わらず泣けてしまうし、Jo Lawryとのデュエット「The Pirate's Bride」は、ひとつの映画を観ているような情感にあふれた曲で繰り返し聴いてしまう。海外では、アルバム発売前にツアーも始まっていて、収録されていない曲も聴けるそうだ。日本には来てくれないのか。そうそう、録音は、かのAbbey Road Studiosだそうな。

本音を言えば、カバーより新曲が聴きたい。単なる趣味の話題でありますが、許されよ。

2010年9月5日日曜日

コンセプト


朝から、「主人公が、ひたすらゾンビや悪役と戦う」という映画を観た。この映画に教訓はないし、人を幸せにもしないだろう。しかし、役に立たなくても好かれるものは、この世の中にたくさんあるのだから、気にしてはいけない。

映画の後、階下のカフェで読んだのは、「コンセプトメイキング」、広告、製品開発、サービスにどんな価値観を示すのかというのがテーマ。薄くて図解が多いので30分もあれば、充分。読み終えてから、少し元気をもらえたような気がする、というのが感想。

そうそう、この記事の店主、こんな人は、きちんと自分のコンセプトを持っているのだろうね。

会議と研修のための資料を少し整理して、フードコートでパソコンに向かっている。別の映画を観るか、車を転がすか・・・私の休日にコンセプトはあるのか。

うらやましい?


ドライブを兼ねて奈良県内にある同業者のカフェに偵察に行って来た。休日の昼時でもあり、30分ほど順番を待たされたけれど、アウトドア用品やオーガニック関連商品、パン、手作りの工芸品などのショップもあって、退屈はしなかった。

写真は、酸味のきいたチキンのプレートランチ。価格設定は、このご時世にしては、やや高めであると思う。ニューも豊富で、石窯で焼いたピザは、次回オーダーすることにしよう。


事業のコンセプトや、顧客のターゲットが違うので、同列には語れないにせよ、企業との連携も含めて、企画力は、学びたいことが多い。うらやましいかも、というのが感想。柳生から奈良市内に抜けて帰宅したのでござる。

2010年9月3日金曜日

話がある


仕事柄、人と話をしていることが多い、相談だとか、調整だとか、会議だとかね。ところが、おしゃべりは、苦手だし、話題も少ないタイプなんだな、私は。苦手なことを仕事にしているのだから、我ながらあきれる。もっとも、特別に得意なことがあるわけでもないので、さらに困ったものだなと思う。

この本は、そんな私にも役に立ってくれる、ような気がする。まあ、読んで損はないと思うけど、読み終わっって、話上手になったとは、思えないし、相変わらず、おしゃべりは苦手だ。こんな私におつきあいいただいて、かたじけないでござる。

2010年9月2日木曜日

やってられない


やってられない、時々そう思う。仕事のことだけどね。日々は、クロールの息継ぎに似ている、ふとそんなことを考えた。向こう岸に着くには、リズミカルに腕をかき泳ぎ切るしかない。息が乱れれば、溺れるだけだ。超能力でもあれば、軽やかに水上を駆けるのだろうけど。それも無理。

やってられない、泳ぐのをやめたい、そう思うのは、どんな時だろう。疲れた時、それもあるだろう。しかし、何より、向こう岸が見えない時だ。私は、部下に対して、あるいは私自身に対して、その向こう岸を明確に示しているだろうか。

さてと、自慢じゃないが、文章は巧くない。巧ければ、この本は読まない。おかげで、ブログの言葉遣いが変わったのか、まさかね。単なる気分である。

2010年8月22日日曜日

一人旅

 

岐阜県に車を走らせました。古い民家や町並みを写真に撮ったりはしますが、ほとんどの時間はドライブで過ごしました。一人旅ですから、おしゃべりする相手もなくて、何となく気の向くまま車を転がしています。もちろん、気に入った風景の中を歩くのも悪くはないのですが、今年の夏は、散歩には、不向きですね。ドライブ中も加速を良くするためにエアコンを切っているので、汗だくです。


海を観たくなったので、(涼しくなれるかと思って)能登まで足を伸ばしてみましたが、暑さは増すばかりです。たまたま見かけたポスターに誘われて、海辺の小さな街の美術館で涼をとることにしました。やっていたのは、土門拳の写真展です。自分のお土産にカタログを買いました。

楽しさを共有できない一人旅は、つまらないです。それでも、時々、無性に独りになりたくなります。1200キロ、ただ車を転がすだけの旅でも・・・

2010年8月9日月曜日

NAGASAKI

長崎に原爆が投下されて六十五年が立ちました。私自身は、県内の小さな島で生まれましたが、そのことを特に意識して育った記憶もありません。語り継ぐべき言葉の持ち合わせもありません。ただ、この日を記憶すべき大切な日として静かに受けとめようと思います。

長崎は、悲劇と祈りの街であると同時に素敵で魅力的な街です。そのこともむしろ大切にしたいと思います。そこには、失われてはいけないものが確かにある。それなら伝えられることもあるかもしれません。できれば、近いうちに訪れたいと考えています。

2010年8月7日土曜日

いまを生き延びるための哲学


大阪西区で幼い姉弟が置きざられ亡くなった事件について、業界の人間として関心はあるのですが、私が気がかりなのは、「死ぬかもしれないとわかっていた」「子供なんて産まなければ良かったと思う」母親の心の在りようです。

その心の在りようは、私の中にも同じように潜んでいるのかもしれません。違うとすれば、その心の在りようを、「我が子を放置する」とういう具体的な行動に起こすかどうかという点にあります。その違いを分けるものはなんでしょう。道徳、義務、愛情、正義、損得でしょうか。

今読んでいるのは、「これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学」です。この本で、その答えが見つかるとは思ってもいません。ただ、正義とは何か、この混迷(といわれている)の時代には、問い返さざるを得ないのでしょう。少なくともこんな本がベストセラーになる時代であることは間違いないようです。

少しやることがあって休日出勤し、早めに切り上げて、昼食をとり、「正義について」の本を読む、あまり健全な生活ではないような気がします。

2010年8月4日水曜日

男はつらいよ


今日は俳優渥美清さんの命日です。映画「男はつらいよ」シリーズは、人を恋すること、人が幸せであること、人が不器用に生きることについて、優しく伝えてくれます。

さて、仕事の上では、やっかいなことばかりが続いています。時々めげそうになりますが、こつこつやるべきことをやる、そうこうしているうちに何とかなるのでしょう。もっとも、やるべきことが何か? それが問題です。やるべきことが何かわかれば、問題の半分は解決したようなものですから。

管理職はつらいよ・・・ときどきつぶやいています。

2010年8月1日日曜日

夏の日


体調を崩して週末を横になって過ごしました。夏バテでしょうね。近所で花火大会が始まる頃には、楽になったので、カメラを向けました。周辺の見物客の歓声と花火の音で賑やかな夏の宵が過ぎてゆきます。

2010年7月28日水曜日

ある日のニュース


定時に帰宅したのはいつのことだろうと考えながら、めずらしく早めに帰宅すると「サザンの桑田が食道がん」のニュース、古いアルバムを聴きながらおとなしく復帰を待つとして・・・

同じ日に「強盗殺人の死刑囚に執行」のニュース、死刑制度に賛否はありますし、私自身答えが見つかっていません。このタイミングでの署名に疑問の声が上がっていますが、法に従って署名し、執行に立ち会う大臣の行動は自らの信念とそぐわないにしても一つの見識の結果ではあろうと思います。

気になったのは、ニュースで伝えられた死刑反対を唱える団体の「死刑という名で人(死刑囚)の命をもてあそぶことは許されない」という「反対理由」です。命をもてあそばれたのは、殺された被害者の方ではないのか、違和感が残ります。

2010年7月27日火曜日

party



一年ぶりにトムラウシ山で遭難事故の現場検証が行われました。山岳ガイドの判断ミスが指摘されていますが、もとより山岳ツアーに初対面のメンバーと未熟なガイドで急ごしらえのパーティーを組むことが真っ当なこととは思えません。

一緒に山をやるなら、パーティー(チーム)を選びたいと思います。望むようなチームが組めないなら、むしろ単独行を選ぶかもしれません。「孤高の人」を読んだのは、数十年前です。単独で山行を続けた登山家加藤文太郎の半生を描いています。私の山のバイブルです。

さて、いつもより早めに仕事を切り上げて、関係者に挨拶回りしてきました。チームで仕事をしていれば、いろいろあります。

2010年7月24日土曜日

まぐろ


休日です。自宅でゆっくりしていたいところですが、自宅に引きこもっていると休み明けの出勤がとてもつらいのです。無理矢理気持ちを奮い立たせながらようやく職場に向かうことになります。マグロは泳ぎ続けないと呼吸ができなくて死んでしまうと言いますが、「俺はマグロか・・・」

車を街に走らせてささやかな買い物をして、ホテルのラウンジでコーヒーを楽しみ、仕上げに封切りされたばかりの映画を観ていたところで、職場から電話。対応のために映画を中断してあちこち電話をするとけっこうな時間です。今さら映画に戻るわけにもいかず、書店で目についた本を買いました。映画代と同じ1800円、同じ値段なら途中で中断できる本の方がましかもしれません。

そうそう、街で買ったのは、栞(bookmark)です。記事をアップしたら待ち人が来るまで、本を読むつもりです。買ったばかりの栞が役に立ちます。やれやれ・・・