2010年9月30日木曜日

雨の日


休日勤務が続いたし、夏の休暇も残っていたので、休みをとった。雨だし、どこか屋根のあるところをと考えて、佐川美術館に車を走らせた。美術館は、その空間にいるだけで普段と違う発想をくれるような気がする。まあ、そんな気がするだけかもしれど、気分というのは大切だからね。

昨日、用があって、職場から車を走らせ、その用が済んだ後、ネクタイを外し、車を走らせながら、ふと考えた。生きることとか、死ぬこととか、考えたり、感じたりする機会があったとして、思考や感情なんかより、体そのものがはるかに敏感に反応するのではないかと言うこと。

いろいろな出来事に出会ったとき、頭より体の方が正直に反応するし、おまけに後々まで、引きずるのだと思う。例えば、大切な人の死であるとか、児童虐待であるとか、なんとなく雨の日だから、こんなことを考えるのかもね。このところ体調も良くないしね。

こうやって、美術館のカフェでパソコンに向かってるのが、果たして健全なのかと考え込むような本が目の前(サンドイッチの前)にある、「ネット・バカ」、題名は軽いけど、ネットワークが脳神経に与える影響だとか、自分でも思い当たる節もある。

さて、席が込んできたので、カフェを出よう。

2010年9月25日土曜日

きみのかみさま


神様というものがいるのかどうか、なんとなく遠い山の向こうや、高い空のその上にでもいるのだろうけれど、会ったことがないのでわからない。ただ、居て欲しいと願っている人も多いし、実際に会ったという人までいるのだから、大切なものには違いない。

「天国」や「地獄」、「生」と「死」、「幸福」と「不幸」、商売柄そんなことも考える。考えるけれど、たいした答えがあるわけでもない。とにかく生きていよう思う、生きていて欲しいと思う、特に子どもらが腹一杯食えて、暖かく握る手があって、そうあって欲しいと思う。

どんな時代にあっても、こんな時代であっても、子どもらは、希望なのだからね。

このあいだ、会社にボランティアの学生が大勢来てくれた。詳しくは書かないけれど、みんなで力を合わせて、さまざまなパフォーマンスを見せてくれたり、いろいろな手助けをしてくれた。本当にありがたいなと思った。同時に、真面目さや、とまどいや、愚かさや、明るさや、そういったものを全部ひっくるめた、彼らの姿を私自身は、少しくすぐったい気持ちで見ていた。

彼らと同じ年齢の頃、私自身は、アホで、単純で、何かに怒っていて、不安で、みっともなくて、恥ずかしかった。今でも、それはあまり変わっていないけれど、ともかく、誰かと手をつなぐことの大切さは、知っている。彼らは、これから誰と手をつなぐのだろう、そして思う。

どんな時代にあっても、こんな時代であっても、彼ら若者たちは、希望なのだからね。

2010年9月11日土曜日

9.11


World Trade Centerで多くの命を奪ったものたちは、「テロリスト」と呼ばれます。しかし彼らは、祖国の民にとって「英雄」でもあるのです。物事は、その視点(フレーム)によって全く違う意味や物語になります。「正義」とはなにか、誰か答えを持っているのでしょうか。

死者は3000人とも言われていますが、その数字一つひとつに、それぞれの物語があったはずなのです。私たちは、ふだん数字の持つ客観性を頼りにしていますが、その奥にある、物語に目を向けるべきではないのか・・・

先日の研修で私が伝えたかったことです。私たちは、顧客の一人ひとりが紡ぐ物語に耳を傾けているのか、その感性を磨いてぽしい、そう伝えたかったのです。

言葉遣いが「ですます調」に戻っていますが、つまり、これも物事の多面性ということです。そりゃ、屁理屈っちゅうもんたい。なんか言うとることがむちゃくちゃばいね。

2010年9月7日火曜日

1970


初任者研修の日だった。縁あって、うちの会社、この業界に入ってくれたことをまずは、感謝したい。フレッシュマンと言っても1970年が青春時代であった人から、まさに今、その真ん中にいる人まで、年齢の幅はかなり広い。うち会社の設立が、この頃だったので、会社の沿革を説明するのに「大阪万国博覧会」を時代のモチーフにしたのだけれど、今の若い人には、「20世紀少年」のころ、と言った方がわかりやすいかもしれないね。

相変わらずトラブル続き、難題山積の日々だ。それでも、フレッシュマンのみんなの力を借りてなんとか乗り切ろうと思う。かたじけないでござる。(言葉の使い方間違ってるよね)

2010年9月6日月曜日

symphonicities


管弦楽によるSTINGのセルフカバーアルバム。オリジナルの打ち付けるようなアレンジが好みだけれど、「Roxanne」は、相変わらず泣けてしまうし、Jo Lawryとのデュエット「The Pirate's Bride」は、ひとつの映画を観ているような情感にあふれた曲で繰り返し聴いてしまう。海外では、アルバム発売前にツアーも始まっていて、収録されていない曲も聴けるそうだ。日本には来てくれないのか。そうそう、録音は、かのAbbey Road Studiosだそうな。

本音を言えば、カバーより新曲が聴きたい。単なる趣味の話題でありますが、許されよ。

2010年9月5日日曜日

コンセプト


朝から、「主人公が、ひたすらゾンビや悪役と戦う」という映画を観た。この映画に教訓はないし、人を幸せにもしないだろう。しかし、役に立たなくても好かれるものは、この世の中にたくさんあるのだから、気にしてはいけない。

映画の後、階下のカフェで読んだのは、「コンセプトメイキング」、広告、製品開発、サービスにどんな価値観を示すのかというのがテーマ。薄くて図解が多いので30分もあれば、充分。読み終えてから、少し元気をもらえたような気がする、というのが感想。

そうそう、この記事の店主、こんな人は、きちんと自分のコンセプトを持っているのだろうね。

会議と研修のための資料を少し整理して、フードコートでパソコンに向かっている。別の映画を観るか、車を転がすか・・・私の休日にコンセプトはあるのか。

うらやましい?


ドライブを兼ねて奈良県内にある同業者のカフェに偵察に行って来た。休日の昼時でもあり、30分ほど順番を待たされたけれど、アウトドア用品やオーガニック関連商品、パン、手作りの工芸品などのショップもあって、退屈はしなかった。

写真は、酸味のきいたチキンのプレートランチ。価格設定は、このご時世にしては、やや高めであると思う。ニューも豊富で、石窯で焼いたピザは、次回オーダーすることにしよう。


事業のコンセプトや、顧客のターゲットが違うので、同列には語れないにせよ、企業との連携も含めて、企画力は、学びたいことが多い。うらやましいかも、というのが感想。柳生から奈良市内に抜けて帰宅したのでござる。

2010年9月3日金曜日

話がある


仕事柄、人と話をしていることが多い、相談だとか、調整だとか、会議だとかね。ところが、おしゃべりは、苦手だし、話題も少ないタイプなんだな、私は。苦手なことを仕事にしているのだから、我ながらあきれる。もっとも、特別に得意なことがあるわけでもないので、さらに困ったものだなと思う。

この本は、そんな私にも役に立ってくれる、ような気がする。まあ、読んで損はないと思うけど、読み終わっって、話上手になったとは、思えないし、相変わらず、おしゃべりは苦手だ。こんな私におつきあいいただいて、かたじけないでござる。

2010年9月2日木曜日

やってられない


やってられない、時々そう思う。仕事のことだけどね。日々は、クロールの息継ぎに似ている、ふとそんなことを考えた。向こう岸に着くには、リズミカルに腕をかき泳ぎ切るしかない。息が乱れれば、溺れるだけだ。超能力でもあれば、軽やかに水上を駆けるのだろうけど。それも無理。

やってられない、泳ぐのをやめたい、そう思うのは、どんな時だろう。疲れた時、それもあるだろう。しかし、何より、向こう岸が見えない時だ。私は、部下に対して、あるいは私自身に対して、その向こう岸を明確に示しているだろうか。

さてと、自慢じゃないが、文章は巧くない。巧ければ、この本は読まない。おかげで、ブログの言葉遣いが変わったのか、まさかね。単なる気分である。