2010年10月30日土曜日

生きるべきか死ぬべきか

   

業界のフレッシュマンの研修があるので、手順のイメージや資料をまとめたくて、近所のカフェにやってきた。人と人のつながりの中で人は生きているという、あたりまえのことを講義する予定で、業界用語で言うとエコロジカル視点ということなのだね。その材料に、このコミック「大阪ハムレット」を使っている。

原作の良さは、読んでみるとわかるけど、原作のエピソードをいくつかまとめた映画版は、複雑な家族関係の例として最適で、なおかつ主人公の一人ひとりが情けないけど魅力的で、これがまた、業界用語のストレングス視点を理解するのに役立つので、参加者には勧めている。

人が相手のサービス業には、何でも参考になるわけだね。ちょっとこじつけのきらいもあるけど気にしてはいけない。

2010年10月29日金曜日

SFを読む


早朝に目が覚めて、ふと仕事のことを考えてしまって、いろいろとアイデアが貯まっていたので、枕元にあるパソコンを開いて、みじかいファイルにまとめた。もともとズボラだから、思いついたら、やる気になったときにさっさとやった方が、安心できるんだ。ついでにメールも送ったんだけど、そのころには、少し眠気が戻って来たので、二度寝を楽しんだ。

今月も休日出勤が多かったし、午前中だけあらかじめ休みをもらっておいたので、家族を見送った後、近所のカフェで少し遅い朝食をとっている。読んでいるのは、ジェイムズ・P・ホーガンの「星を継ぐもの」という30年前のSFなんだけど、派手なアクションシーンもないし、異星人を巡って物理学や生物学の議論が交わされる地味な小説。それでも引き込まれるのは、ミステリ小説の風味もあるからだろう。

議論の駆け引きや組織論から読むとビジネス本としても役に立つかもしれないけれど、SFは、SFとして楽しむのが一番であるなあ。

2010年10月27日水曜日

いのちとこころ守れるか


業界で大きな課題となっている「虐待」防止のための研修のあり方について、今度、検討することになった。このことについては、多くの人に関心を持ってももらいたいと思う。初心者にもわかりやすく読みやすく書かれているのが「ぼくをたすけて」という本。

僕らの仕事は、少し大げさに言わせてもらうと「いのちとこころ」を守る仕事で、「お前はちゃんとやれてるか」と時々自分に問いかける。とにかく今に自分にできることをきちんとやろうと思う。人間は弱くて、つい流されることもあるからね。

本を読むというのは、楽しみでもあるけど、自分への戒めだったり、問い直しだったりするのだね。ブログで紹介している本は、だいたい職場に置いているから、ぜひ読んで欲しいと思う。

ところで、電子ブックって、どうかなと思いつつも、好みとしては、紙が良いな。


2010年10月25日月曜日

こころの木


バウムテストは、描いた「木」の形で判断する心理テストなんだけど、この本(「こころの木」テスト)では、かなり簡易に編集されているので、取っつきやすいと思う。そのぶん、信憑性に欠けるような気もするけれど、もともとこの手のテストは、他のテストと組み合わせて使ったり、補助的に使われるものなので、あまり気にしないでよいと思う。「自分の性格」を知りたい人は、試しに使って欲しい。


宇治市源氏物語ミュージアムへ行ってきた。源氏物語、つまりは、ちゃらんぽらんなモテ男の話なんて思うのは、ひがみかねえ。ともかくも少し賢くなった気分の後で、カフェでランチ。


ついでに宇治の平等院に参拝した。関西に住んで長いけれど、始めて訪れたのである。ちょっとだけ厳かな気分になったぞ。

2010年10月16日土曜日

NARA


奈良高畑にある奈良市写真美術館を訪ねました。奈良をモチーフにした写真家入江泰吉のコレクションが多く所蔵されています。以前にも書きましたが、美術館は、なんとなく自分が賢くなったような気分にしてくれるので好きです。

  

すぐそばにある新薬師寺で薬師如来を囲む十二神将に圧倒された後、春日大社に向かいました。参道の脇に、蔓を絡ませそそり立つ木、かたや朽ちて苔むす木、あるいは、自分の心象風景か・・・。奈良は、写真のモチーフに事欠かない街です。


奈良町あたりまで、降りてきて休憩しています。体調も良くないので、アップルジュース。元気になったような気がします。少しまとまって歩きたくなったので、今日は、奈良を訪れたと言うわけであります。