2010年9月25日土曜日

きみのかみさま


神様というものがいるのかどうか、なんとなく遠い山の向こうや、高い空のその上にでもいるのだろうけれど、会ったことがないのでわからない。ただ、居て欲しいと願っている人も多いし、実際に会ったという人までいるのだから、大切なものには違いない。

「天国」や「地獄」、「生」と「死」、「幸福」と「不幸」、商売柄そんなことも考える。考えるけれど、たいした答えがあるわけでもない。とにかく生きていよう思う、生きていて欲しいと思う、特に子どもらが腹一杯食えて、暖かく握る手があって、そうあって欲しいと思う。

どんな時代にあっても、こんな時代であっても、子どもらは、希望なのだからね。

このあいだ、会社にボランティアの学生が大勢来てくれた。詳しくは書かないけれど、みんなで力を合わせて、さまざまなパフォーマンスを見せてくれたり、いろいろな手助けをしてくれた。本当にありがたいなと思った。同時に、真面目さや、とまどいや、愚かさや、明るさや、そういったものを全部ひっくるめた、彼らの姿を私自身は、少しくすぐったい気持ちで見ていた。

彼らと同じ年齢の頃、私自身は、アホで、単純で、何かに怒っていて、不安で、みっともなくて、恥ずかしかった。今でも、それはあまり変わっていないけれど、ともかく、誰かと手をつなぐことの大切さは、知っている。彼らは、これから誰と手をつなぐのだろう、そして思う。

どんな時代にあっても、こんな時代であっても、彼ら若者たちは、希望なのだからね。

0 件のコメント:

コメントを投稿