2010年8月7日土曜日

いまを生き延びるための哲学


大阪西区で幼い姉弟が置きざられ亡くなった事件について、業界の人間として関心はあるのですが、私が気がかりなのは、「死ぬかもしれないとわかっていた」「子供なんて産まなければ良かったと思う」母親の心の在りようです。

その心の在りようは、私の中にも同じように潜んでいるのかもしれません。違うとすれば、その心の在りようを、「我が子を放置する」とういう具体的な行動に起こすかどうかという点にあります。その違いを分けるものはなんでしょう。道徳、義務、愛情、正義、損得でしょうか。

今読んでいるのは、「これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学」です。この本で、その答えが見つかるとは思ってもいません。ただ、正義とは何か、この混迷(といわれている)の時代には、問い返さざるを得ないのでしょう。少なくともこんな本がベストセラーになる時代であることは間違いないようです。

少しやることがあって休日出勤し、早めに切り上げて、昼食をとり、「正義について」の本を読む、あまり健全な生活ではないような気がします。

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