2010年12月31日金曜日

GEGEGE


午前中は、現場に入って仕事だった。部下たちの何人かは、年越しで仕事だ。世間でも元旦からオープンする店舗も多いし、年末年始の改まった雰囲気は、年々消えてゆく。それでも、おおみそか。テレビでは紅白、「ゲゲゲの歌」が流れている。

水木しげるは、貸本マンガの作者として、キャリアをスタートさせた。私自身、ばあちゃんの家の近くにあった貸本屋に通ったのは、小学校の前半くらいまでだと思うけれど、本を選ぶときのわくわくした気分は覚えている。それは、TSUTAYAのコミックレンタルの無機質な空間での気分とは、似て非なるものである。もっと、怪しく、うさんくさい。

さて、おおみそかである。お世話になったみなさまに、感謝。かたじけないでござる。

2010年12月29日水曜日

Crashing Through


Crashing Through、 日本語にすると「(人生を)突き進む」といった意味かな。3歳で視力を失い、46年後に手術で再び光を取り戻した男性の半生の記ろく。感動のストーリーではあるけれど、テーマは、「認知」と「視力」、そして脳の仕組みの不思議さにある。ぜひ、読んで欲しい。

飲んでもいないのに、頭も痛いし、慢性的な酩酊状態にある。体調は良くないのだろう。それでも日々トラブルはやってくる。来年のテーマは、Crashing through the troubles !! で行こう。

2010年12月21日火曜日

日本放送協会


日本放送協会の「にっぽん紀行」という番組。聴覚に障がいのある鳥取県の高校生のカメラ部員が奈良へ行った。先生からの宿題は、「外国人観光客の写真を撮らせてもらうこと」だった。発音にも障がいがあるけれど、もともと言葉の通じない外国人なら身振り手振りでコミュニケーションをとれば良い。初めは躊躇しながらも、いくつかの笑顔の写真を撮ることができた。ところが、その後に訪れた大阪の街では慌ただしく通り過ぎる人に声さえかけられない。

彼は自信をなくし、カメラに手を触れないまま1ヶ月が過ぎた。気落ちして参加したクラブの例会であったが、奈良で撮った外国人観光客の笑顔の写真を手にした。自分から向き合えば、人は心を開いてくれると気がつく。そして、鳥取砂丘に向かい、何枚もの笑顔を撮った。時には、言葉も交わしながら・・・。「ありがとう」そこには、素敵な笑顔と言葉があった。という内容だ。

コミュニケーションについて考える。ポジティブやオープンマインドについて考える。ストレングスについて考える。研修のネタにしよう。

写真は、伊勢現代美術館のカフェ、美術品に囲まれ、手入れされた庭と海をながめながら、過ごす。贅沢な時間だと思う。まあ、いいよね。

2010年12月19日日曜日

忘年会である


職場の忘年会である。賑やかに楽しく終わった。おかげで財布が軽くなったけれど、それが上司の役目だろ。翌日、伊勢に車を向けた。革ジャン、手袋、帽子、そしてマフラーの力を借りて屋根を開けて走る。ひたすら寒い。しかしである。修行である、やせ我慢である、男の華道である。まあ、そんなところである。

年末である。伊勢の五ヶ所湾にある「伊勢現代美術館」で張り子のウサギをモデルに年賀葉書用の写真を撮った。毎年、楽しみのような、面倒なような年賀葉書。年に1度、古い友と繋がることは、こころを暖かくする。

2010年12月18日土曜日

MICHAEL


人は弱いものだと思う。自分のことだけどね。それでも、そんな自分から逃げるわけにも行かない。強い人もいるだろうけど、強い自分から逃れられないというのもしんどいだろうなと思う。自分自身とどう折り合ってゆくのか、案外、他人と付き合うよりやっかいなんだろう。

さて、MICHAELだ。アルバムが発売されたので、定時で仕事を終えて、買いに行った。「自己愛」にあふれたアルバムデザインは、死してなお健在だ。衝撃的な印象はないけれど、曲の質は高い。MICHAELは、MICHAEL自身とどう折り合いを付けていたのだろうね。尋ねてみたいなと思う。できるわけないけどね。

2010年12月11日土曜日

さてと・・・

 

さてと、思い立って、できたばかりの伊賀市内のカフェへ車を向けた。伊賀市内とは言っても、信楽との境にある山間の村だ。「陶磁器工業共同組合」の古い建物を改修したもので、カフェ、陶磁器のギャラリー、雑貨のショップがある。カフェのメニューは、名張の姉妹店とほぼ同じで、「ひるごはん」を頼んだ。


近くに、天保三年から続く、伊賀焼の窯元があって、見学できる。休憩所があって、そこもギャラリーになっている。これも古い建物を利用したもので、いい雰囲気だ。ここに抽出コーヒーの自販機が置いてある。伊賀焼きのカップを機械に入れて、コーヒーが飲めるようになっている。このカップは持って帰れるので、エコ(?)でお得感(350円)もある。

このやり方は、商品の付加価値について考える仕事のヒントになるな。

帰りに信楽の陶芸の森近くの「きりん」というショップで知人の娘さんへのプレゼントに小さなスープカップを買った。クリスマスのプレゼントにしようと思う。

2010年12月8日水曜日

Wow!!


松阪の「番茶亭」という和風喫茶の2階に籔内佐斗司さんの作品が置かれている。写真のオブジェは、その近くの民家の玄関にあった。あとから知ったけど、そこは、「牛銀」の主の家らしい。評判の悪かった「せんとくん」だけど、籔内さんの作品の持つ怪しさ(妖しさ)は好きだ。

プレゼントをもらった。STINGのチケットだ。私は、写真のオブジェみたいな表情になったと思う。ワオ!!かたじけないでござる。

2010年12月5日日曜日

カフェであれこれ


明日の会議までに、少しまとめたい書類と目を通したい資料があった。職場でやろうかと思ったけど、晴れ渡った空の誘惑に勝てなくて、パソコンと資料をバッグに詰めて、お気に入りの革ジャン(これしか持ってないけど)とグラブ、屋根を開けて、三重県のカフェまで車を流した。

朝食を摂りながら、カフェで仕事。優雅な休日、それとも過酷な休日、どちらとも言えない。頭に少し鈍い痛みがある。最近はいつもそうだ。やれやれ。

2010年12月3日金曜日

喪中はがき


この時期、喪中のはがきが届き始める。誰かが誰かを亡くしてしまう。つながりが、閉じられてしまう。そこには、哀しみだとか、寂しさだとか、いろいろな想いがある。

人は、誰かとつながりながら生きている。そして、そのつながりが失われてもなお、その温かさは心の内に残る。その記憶がある限り、人は生きていけるのだ。「わすれられないおくりもの」は、そんな話である。実習に来た学生が紹介してくれた。



宇宙屋台へおいでませ」は、ある星の、とある屋台とそこの美しいママを巡るふれあいの話。何かの教訓があるかもしれないけど、そんなことより、登場人物のおかしみを堪能しよう。

2010年12月1日水曜日

妖怪かよ


少し早めに仕事を切り上げた。残業しなかったということだけどね。せっかくだから、本でも読もうかと思って、ミスドに寄った。「妖怪セラピー(ナラティブセラピー入門)」という題ではあるけどちゃんとした認知行動療法の話で、「悩みや困りごとを妖怪に置き換えて考えてみる(物語にする)と、わかりやすいよ」と言うことだ。同じナラティブでも先日の本よりハードルは低い。

時間をかけずに読めたので、少しまとめたい書類の手直しをして、隣の本屋で雑誌と文庫本を買い、スーパーで足りない食材を買って帰った。当たり前だけれど残業のない生活には、ゆとりがある。残業しないようにしようね。