2010年4月29日木曜日

You've given me a taste for life.


同僚に、何か、いい映画がないですかと問われて、気がつきました。最近映画館に行けていません。せめて、休日にDVDでも観ようと選んだのが「Léon」です。孤独な殺し屋レオン(Jean Reno)と家族を殺された少女マチルダ(Natalie Portman)のLove Storyです。敵役の麻薬捜査官(Gary Oldman)のキレ具合といい、登場人物が魅力的でストーリーのテンポも良く、私のお気に入りです。

タイトルの 「You've given me a taste for life.」は、警官に追い詰められ、マチルダを逃がす時のレオンの言葉です。字幕では、「君は俺に生きる望みをくれた」と訳されています。これも、お気に入りのセリフです。人生をともに味わう誰かが居れば、人は何とか生きていけるものだと思うのです。

仕事の上で時々、「生きること」について考えます。何か、はっきりした答えが出るはずもないのですが、それでも考えます。そして、考えあぐねたとき、映画を観ます。「大丈夫、希望はある」と自分を励ますのです。

エンドロールに流れるのは、Stingの「Shape of my heart」です。これも、お気に入り。

2010年4月25日日曜日

美術館 その2


この日、幸運だったのは、通常、予約が必要なのですが、「樂吉左衞門館 茶室」を飛び込みで見学できたことです。モダンな外観、贅を尽くした内装、借景の妙、どれをとっても感動的なほどに「こだわり」と「もてなし」の心を感じます。

これが「仕事」というものだよな・・・と、我が「仕事」の完成度と比べれば、落ち込むことになるので、またまた気分を変えようと、美術館内のカフェで食事をとりました。明るい窓際の席は、琵琶湖を模したと思われる池を望み、くつろいだ気分にしてくれます。おすすめは、「みそかつチーズサンド」です。是非お試しあれ。

湖畔の道を流し、第二京阪を経て、1時間半ほどで、自宅に戻ることができました。

美術館 その1


昨日、ハードな案件の対応を済ませ、少しやりきれない気持ちで自宅に戻りました。仕事上、時に、クライアントの心と向き合い、必要に迫られれば、その深い闇に潜り込むためにじっくり話を聴きます。それは、想いのほか、強い疲労感を残すもののようです。

気持ちを切り替えようと、車で北に向かいました。仕事の下見も兼ねて、開通した第二京阪を試し、そのまま京滋バイパスを経て琵琶湖畔を目指すことにしたのです。目的地は、お気に入りの「佐川美術館」です。

平山郁夫の追悼展、竹久夢二の特別展が催されていたのは、偶然ですが、とても楽しめました。美術館そのものも、アプローチから建物のデザインまで、その質の高さに、いつも新鮮な感動を覚えます。

写真は、絵本「大きなかぶ」の挿絵でも知られている佐藤忠良の少女の彫像です。

2010年4月17日土曜日

Home Wok 2



今日も、まとまった書き物があって、持ち帰って仕事をしています。資料を読みながら、3時間ほど近所のカフェに居座っています。BGMは、時々変わるのでしょうが、今日は、女性のジャズボーカル、仕事をじゃましない程よい感じで流れています。

年度初めの仕事の多い時期に、元来の不器用さもあって、なかなか仕事がはかどりません。深夜近くの帰宅が続いたあげく、つまるところ、こうして休日に仕事をする羽目になります。やれやれ。昼食(写真)を済ませて、気分転換にブログを書き込んでいるところです。

24時間、クライアントの期待に応えるサービス業は、肉体的にも精神的にもキツイものだと、最近あらためて感じています。それを支えている現場の社員には、頭が下がる思いです。私が愚痴をこぼすわけにもいかないですね。

そうこうしているうちに、BGMが映画音楽に変わりました。「the sound of music」、好きな映画です。Julie Andrewsが修道院から子どもたちの元へ戻ってくるシーンで泣いてしまいます。

2010年4月11日日曜日

Home Wok



昨日、思い立って岡山の小さな城下町に車を走らせました。城趾にある公園は、たくさんの露店もあり花見の見物客であふれかえっていました。小さな町だからこそ市民全体で花見を楽しんでいるように見えます。人々のにこやかな表情を眺めるのが好きです。年度の初めで仕事に追われて少しくたびれかけた気持ちを少し楽にしてくれます。写真は、町並み保存地区にあるカフェのメニューです。

今、近所のカフェで書き物をしています。仕事中、まとまった時間がとれないので、ぼんやり考え事もしながらパソコンに向かっています。ついでにブログの記事も書いているわけです。仕事を持ち帰ることは基本的に好ましいことではないと考えています。しかし、今後、家庭での介護が必要になる社員も増えるでしょう。自宅で仕事ができることも選択肢として必要ではないかと考えています。すぐに実現することは難しいにしても、社員が働きやすい環境を整えることが長い目で見て人材を確保することにつながるのではないでしょうか。

新しいチームに配属されました。良いチームになりそうな予感があります。

2010年4月3日土曜日

good story


「The Legend of 1900(邦題:海の上のピアニスト)」、好きな映画です。船の上で生まれ、一度も船を下りず、消えゆく船と運命をともにしたピアニストが主人公、エンニオ・モリコーネの音楽も印象的な、哀しく、優しいお話です。「何かいい物語(good story)があって、語る相手がいる限り、人生捨てたもんじゃない」と映画の中のセリフとして語られます。

人それぞれに生きるべき場所、定められた場所があるのかどうか、私にはわかりません。けれど、それぞれに語るべき人生(ストーリー)があるとすれば、私はそれに耳を傾けたいと思います。私自身は、とても退屈な人間です。けれど、そこにいい話があって、誰か語ってくれる人があれば、良い聴き手であろうと思います。

そして、いい話というのは、正しいとか、役に立つとか、多分そんなことと少し別のところにあるような気がします。「Fuck the regulations(規則なんてくそ食らえ)」というのもお気に入りのセリフですが、管理することより創造することが私の仕事のスタイルである・・・と言い訳しておきます。