2012年4月30日月曜日

ボディマップ


知人のライブがあったので、出かけた。ふだん車で音楽を聴いているときは、「音が見える」ような気がするのだけれど、ライブだと「音に触れる」ような気がする。ベースの弦の硬さ、ギターのペグの感触、ハイハットの振動、マイクのシールドの揺れだとかね。自分の感覚が、楽器の隅々まで広がる感覚がある。



バスの運転手は、自分の体がバスの大きさになったような感覚があるという。これはよく言われることだし、吉野弘の詩にもそんなことが書かれたあった。最近の研究では、それが、脳のボディマップという仕組みのおかげだということことが分かってきている。以前から不思議な感覚だと感じていたけれど、理屈がわかっておもしろかった。

2012年4月29日日曜日

ちょっと嬉しい


いつものカフェで朝から書類を作り、資料を読み込んでいる。夕方近くになって頭がぼんやりして、気分が悪くなってきた。そう言えば、今朝は、明け方の3時半くらいまで起きていたのだ。映画を見ながら、パソコンに資料を取り込んだりしていたら、そんな時間になってしまった。あまり、寝ていなかったのだね。やれやれ・・・

仕事は、片付かないけれど、身体の方がついて来れなくなってきた。そろそろ帰ろう。

PS.昨日、専門書や小説を探すついでに靴を買った。リーガルのスニーカーだ。ちょっと嬉しい。(笑)

2012年4月28日土曜日

連休の過ごし方


異動でチームが変わってから一ヶ月が過ぎた。計算すると残業が三桁を超えていた。あわただしさのまま残っている仕事もあり、連休の初日は、いつものカフェで過ごしている。身体がだるくて、はかどらない、書類1枚を作るのに、2時間以上かかっている。内容を練る時間も含むので仕方ないし、休みでないと、ゆっくり考える時間もとれない。

連休中は、スタッフの手も薄くなる。逆にリスクは増えるので、現場からは、「いつでも来てもらえるところにいて欲しい」と言われている。連休中は、携帯電話を横に置きながら、こうやって自宅で仕事を片付けることになるのだろう。

昨日、大学の教授と話をする機会があった。仕事で気になっていることを教えてもらえるのと同時に、専門家と話をすると、自分の仕事の中身が適切かどうか、評価できるので、とても役に立つ。

時間ができたら、学生に戻りたいと考えている。今度は、まじめな学生になれそうな気がするよ。

疲れた


読めば、仕事というものについて考えることになるけれど、リストラをモチーフにしながらも、作者の視線がやさしいから、読後感は、悪くない。ただ、夜中に目が覚めた時に夜明けまで読むのにふさわしいと感じるかは、人それぞれだろう。

今日もスポンサーとともに同業者へのあいさつ回りをしてきた。身体は、疲れている。とにかくだるいおまけに眠い。今日は、もう休むよ。

2012年4月25日水曜日

素敵な恋



同業者への挨拶まわりのために、県内の東と南を車で回った。途中のサービスエリアで休憩をとったり、車を転がしていると、それだけで、気分が良い。

会社に戻ると相変わらず、若い連中が仕事をしている。早く帰れと声をかけるが、効果がない。ありがたいような、困ったような・・・仕事も大切だけれど、素敵な恋もして欲しいのだよ。

「あやまっても口だけや、反省していない」と小さい瞳が言う。そうかもしれない。謝ってもあやまっても許してもらえない、反省ばかりを繰り返してきた、謝ることが意味がない、そんな風に育ったとしたら、今、「ごめんなさい」が言えるだけでも、すごいじゃないか。だから、できれば、許してあげてほしい。

2012年4月24日火曜日

仕事の隙間


仕事の隙間を縫うように、本を読む。寝る前や早朝、時には、深夜に目が覚めた時、手軽に読むには、良い本だった。有川浩の作品は、モチーフは違っても、基本的には、ラブ・ストーリーなんだね。若い人たちに限らず、みんな素敵な恋をしてほしいと思う。

今日は、上司との人事評価の懇談があった。評価よりもっぱら仕事の打ち合わせがメインだったし、お互い無理してるなという愚痴みたいな話で終わった。そして、こんな会社、いつか辞めてやる・・・と心に誓うのであった。ちゃん、ちゃん。それって、いつよ?

2012年4月22日日曜日

趣味と仕事


土曜日は、インテックス大阪まで屋根を開けて車を流した。業界の展示会があったので、仕事と趣味を兼ねて出かけた。会社のシステムの一部を変えるかもしれないので、その情報も欲しかった。付き合いのある業者も含めていくつかのブースを回って、商品情報を集め、名刺を交換し、関係の講演を聴いたり、数時間を過ごした。

業界の学生の集団が教授らしい人たちと来ていたから、よほど会社(うち)で働かないかと声をかけようかと思ったけど、さすがにやめた。人相手のサービス業では、人材が命だから、ついそんな目で見てしまう。

近くまで来たので、実家に寄って、母に手を合わせ、父の顔を見に行った。同居している妹のことも気がかりだったので言葉を交わすと、むしろこちらの気持ちが楽になった。当たり前のことだけれど、家族っていいよね。仕事に戻ろうかと、迷ったけれど、身体がきつくて、断念することにした。いいよね、休日なんだから。

日曜日は、仕事、ユーザーとの懇親会・・・ そうやって、週末は過ぎて行く。来週は休もう。

2012年4月20日金曜日

明日がある


出先から直帰して、いつものカフェで夕食を摂った。日曜日は、すでに仕事の予定が入っている。土曜日をどうしようか悩んでいる。積み残している仕事は、山ほどある。現場から明日「できれば」手を貸してほしいという電話もあった。悩んでいる。もともと、業界の展示会に行こうと考えていたので、半ば仕事のようなものだけれどね。

心と体がちぐはぐになっている。心は、休みたいと考えながらも、休むことを怖がっている。一度、休むと仕事に行くのがつらくなるからね。身体は疲れてぼろぼろでも、それに気が付かないように心の方が、上手にたくらんでいるので、疲れていることを忘れてしまう。

職場では、「元気だね」といわれる。そうだろう。テキパキ仕事をこなし、明るい声、にこにことした笑顔で働いているからね。いつも笑っている。笑っているしかない。むやみに笑うしかない。今だって笑っている。だって、ふさぎこんだら、自分に気が付いてしまうだろ。だから、笑うしかない。

いつも、思う。自分のために頑張れるほど、勤勉でも、強くもない。誰かの役に立つのだったら、少し頑張れる。毎朝、文字どおり、歯を食いしばりながら玄関のドアを開けて仕事に出かける。会社に着いたら、周りを元気にするようなさわやかな声で、「おはよう」と言えばよい。ただそれだけのことだ。

明日をどうしよう…

PS.桜が散れば、すぐにつつじの季節だ、今年も写真は無理かな。

PS.明日をどうしようなんて考えているうちに、悩むまでもなく呼び出しがかかった。結局、家に帰ったのは、日にちが変わってからってわけさ。笑える話だよね。

夜の電車


ひょんなことで夜、電車に乗ることになった。普段通勤も趣味も車だから、電車に乗ることは少ない。そのまま、何処かへ行きたいと思った。それができないことはわかっていても、それができるかもしれない時間、つまり電車に乗っている間は、少し旅の心になる。

見られたくないことや言いたくないことは、大人にだってあるのだと伝えると、小さな瞳が「(大人に)そんなんあると思ってなかった」と言う。大人にだってあるのだよ、隠しておきたい秘密がね。あなたの秘密を大切にしてほしい、それを私は守りたいと思う。そして、いつかそれを打ち明けたくなったら、そんなときがきたら、聴かせてほしいのだよ。

夜の電車で、そんな話を思い返していた。

2012年4月15日日曜日

アクセルとブレーキ


友人が丹波で開催されたクラッシックカーフェスティバルにエントリしたので、会いに行った。クラッシックとは言っても中心は、車があこがれであり、愛されたv時代、少し不良の匂いがする時代の車たちだ。


集まった車もそのオーナーたちもそれなりの年齢だけれど、車として人として精いっぱい磨かれているのがよくわかる、良い男たちだ。車のメカニズムやドライブのテクニックにそれほど、強い思い入れがない私でもわくわくする催しだった。


ミーティングの後ツーリングがあるそうで、 友人に別れを告げて、会場の近くにあった丹波竜化石工房「ちーたんの館」を訪れた。「丹波竜で町おこしを」という気持ちは伝わってきたけれど、発掘を継続する予算の問題だとか、いろいろと苦労もあるらしい。


帰り道なので、そのまま篠山に向かうと、川沿いの堤に桜が満開で並んでいる。とても素敵な光景だ。篠山城址では、桜の数より、車と観光客の方が多いと思うけれど、それはそれで、にぎやかなのは楽しいよね。

三週間ぶりの完全休養日をこうして過ごしているうちに、むしろ気分は落ち込んでくる。三週間、フルアクセルで仕事をこなして、急ブレーキをかけるのようなものだからね。おかしくもなるよ。多分、適応障害の前兆なのだと思う。おもしろいね。人の心は…

2012年4月14日土曜日

小さな瞳たち


三週間ぶりに休みを取って、いつものカフェで資料を読み込んでいる。チームが変われば、仕事の中身が変わるから、情報を頭に入れたり、コンセプトの整理だとか、考えることも多い。しかも、急に週明けにスポンサーが来ることになって、事業説明を求められることになった。もう、待ったなしだ。

「休みが取れない」ともらすと、トップから、「何故休めないのか」と問われた。「やるべき仕事があるからです」と応えたけど、ほかにどんな返事のしようがあるのだろう。それでも、仕事のコンセプトや見とおしが少しずつも整理でき始めているから、気持ちは楽になった。身体はクタクタだけどね。

先日、小さな瞳で「いいことなんてひとつもない」と言われた。「そんなことはないよ」と応えた。「何がいいこと」と問い返され、しばらく、迷って出た言葉は、「あなたに会うことができた」だった。その小さな瞳に、その言葉がどんなふうに伝わったのか、気がかりだけど、しばらく見守ることにしよう。

2012年4月13日金曜日

チューリップのような


職場の歓送迎会、明るくにぎやかな宴会だった。喩えるなら、まるでこのチューリップのようだ。とても良いチームだ。このチームを去ることになった前任者は悔しいだろう。うちの会社も大変な時期だし、お互いに頑張るしかないなというのが、双方の一致した結論だった。

さすがに少し疲れた。明日は休もうと思う。この週末に休まないと、1ヶ月休みなしになってしまうし、法的にも立場上極めてまずい。しかたない、いつものカフェでしごとをしよう。

2012年4月10日火曜日

さくら 番外編


早朝、会社に向かう途中でカメラを向けた。桜でも撮ろうと思ってね。光と向き合うことは楽しい。光を待つことも楽しい。

今日は、仕事関係での葬儀があった。人は、生まれることや、死ぬことに慣れることはない。迎えることも見送ることにもね。だからこそ、きちんと見送りたいし、迎えてやりたい。だからこそ、笑うことや泣くことは、いつも新鮮なんだ。そうあって欲しいと思うのだよ。

2012年4月9日月曜日

さくら その2


隣のチームに力を借りて、仕事の目鼻をつけたとたんに、今度は隣のチームにトラブルが発生した。私が帰宅する頃、まだ明りが付いていたので、声をかけた。多分、今日は帰れないだろう。悪いとは思うが、先に帰らせてもらった。休める時には、休んでおきたい。隣のチームも無理をしないで欲しいと思う。気になって、元のチームに電話をしたら、もう帰ったようだった。良かった。平和なのだろう。

入学式の来賓として、地域の学校に出かけた。桜の中に元気な新入生の顔が咲く。今年もゆっくりカメラを楽しむのは、難しそうだ。それでも桜は咲く。希望の光が咲く。がんばれ・・・

2012年4月7日土曜日

Try to remember


休日出勤が続く、いつ休んだのだろう。明日も休日出勤だ。私には、守るべき会社、守るべき部下、そして家族がいる、そのことだけが私の励みなのだろうか。よくわからないし、疑問を持ったとたんに私の心は壊れそうな気がする。ただね、そのうち物事はうまく行くようになる。そう考えることにしている。そう考えている間は、私は大丈夫だと信じていられる。

仕事の帰りにそのままいつものカフェに寄った。閉店までのわずかの間だけれど、仕事以外の時間を過ごしたかった。そうしたかったというより、そうすべきだと判断したというのが正しい。自分でプランを決めて自分で実行する。それが、カフェで過ごすだけのことにしてもね。

カフェに Try to remember が流れていた。そういえば、最近、何かを思い出したことがあったっけ…

さくら


寝入りばなに会社から電話があった。何度か電話のやりとりをすると深夜だ。明日あらためて対応をしよう。胃液が逆流する。体は正直だ。桜の咲くころ、この出来事を、私の体は、どんな風に記憶するのだろうと、なにか、とりとめのない想いが浮かんだ。

2012年4月6日金曜日

御縁玉


異動になった。サラリーマンだからね。業務も少し変わるし、チームの人数も倍以上に増えた。頭に入れておかないといけない情報も多い。そんな状態でも管理職だから、判断することを求められる。やれやれ・・・がんばろう。

お祝いに花をもらった。ありがたいことだ。


元の職場でまとめていた異動の荷物に、誰かが五円玉を結んでくれていた。深い意味はないだろうけど、心遣いをしてくれたのだと思う。私は、いいチームで働かせてもらった。

しばらく休みがない。昨日は食事をしたのかどうかも、記憶がない。それでも、今度のチームもとても良いチームだ。がんばろう。