2013年7月31日水曜日

会社人



あらためて、マネジメントの勉強をしている。会社のこれからと、自分がやれることはなにか、考えている。社員は、会社の部品だという。私も部品のひとつだし、壊れれば、替えがある。そうかもしれない。

けれど社員は人だ。人は、学ぶ。変わる。繋がる。生きているのだ。何より、なぜ働くのかという思いがある。求めている。見えないけれど、それは仕事の中身に影響する。仕事に意味があると思えば、現場は小さな工夫をするかもしれない。金属のネジがそんなこと考えないだろう。

池井戸潤原作のドラマが公共、民法で放送されている。会社とそこで働く人間のドラマだ。偶然ではないだろう。今の時代の雰囲気が働くということを問い直している。視ているのが辛いドラマだ。お前に何ができるのか問われているようだ。私にできることは何だろう。

それは、家庭人、社会人としての自分を考えることでもある

2013年7月29日月曜日

老いを見送る



老いることを受け止める時、本人も、家族も、とまどい、うろたえる。その時が来るまでに、家族が互いに、大切でかけがえのない時間を過ごすこと。たくさんの笑顔や、少しの涙、語り継ぐ思い出、切り取った風景。そういったものがあれば、その時の覚悟のようなものができるのだと思う。

数日、体調がすぐれない。引きこもってぼんやり過ごしている。こんなことも、いつか笑って話せるようになるのだろうか、そうあってほしい。

明日は、映画でも見ようかな。こんなときは、目を背けたくなるようなホラーか、壮大なスペースオペラなんてのが見たい。

2013年7月26日金曜日

自分をマネジメントする


経営学の本を読んでいる。マネージャーの仕事について、棚卸ししようと思う。それから、少し文章を書くことにしよう。しばらく後になるけどね。

体調がよくない。内科のドクターは肝臓の数値を見て熱中症かもね、だって。あらら、ちょっと歩きすぎたかもと言うと、ドクターも笑う。水分をとるように言われた。

いつものカフェのマスターとマダムの絵を描かせてもらった。夜中に目が覚めて、何枚か描いてみて、自分で気に入ったものを渡した。二人にも気に入ってもらえると良いのだけど。我流だし、きちんと勉強したいなと思う。

何事もやりはじめると、一途になってしまう傾向がある。だから、体を壊すし、気を付けるように言われるのだけど、一生懸命でない人生なんて、つまらないからね。

カフェの帰りによったスーパーの片隅に休憩用のテーブルが、置いてある。今日そこで、中学生くらいの女の子、高校生くらいのお兄ちゃん、それから母親らしい人が、惣菜コーナーで買ったらしい弁当を拡げていた。お兄ちゃんの「いただきます」声を合図に女の子はにっこりして、弁当に手をつけた。とても幸せな家族に思えた。

少し弱めの安定剤を再開した。なんだか笑った。考えてみたら、社交的な人間でもないし、人と関わりを持たないで過ごしたいのは、なにも体調のせいではなくて、本来の自分の姿かもしれない。今の生活の方が当たり前なのかもね。だから、早くよくなるといいね、なんて言われると、本当にそうなのかなあ。家族や会社には悪いけど、このままじゃダメかなと思うときがあるんだよ。

2013年7月19日金曜日

そうだ、絵を描こう


楽しいことがみつからない。そもそも、楽しいことをやろうという気持ちにならない。散歩も、読書も、家事も、パートナーに言わせるとリハビリが「ノルマ」になっているそうだ。もう少し楽にしたほうが良いのだけれどね。それができれば、はなから体を壊すようなことにはならない。できないから、困っている。

そうだ、絵を描こうと思った。山を越えて当麻寺の近くにある文具店まで足をのばした。ここは、ひなびた門前町なのだけれど、和洋の画材の品揃えがすごい。スケッチブックとパステルを買った。2Bと4Bの鉛筆もね。

きちんと絵を描いたのは何年ぶりだろう。描いているときは、描いていることを忘れる。楽しいというより、とても集中できる。また描いてみようと思う。

P.S.動悸がする。小さな音にも過敏に反応する。ここ数日は、そんな調子だ。刺激のない環境が必要なのだろう。

2013年7月17日水曜日

夏の真実


「夏の嘘」を読んでみた。短編のそれぞれの主人公の自分自身への向き合い方が印象的だ。私とは違う。それは、他者への向き合い方への違いでもある。国民性の違いだけでもないし、年齢や個性の違いだけでもないのだろう。主人公への理解はできる。しかし、わかることとそのように振る舞うことも違う。そのくせ、自分がその物語のどこかにいても不思議ではない。

友人が読んだというので読んでみた。そうでなければ、手にしなかった作品だ。友人は、自分の世界を広げてくれる。感謝。

2013年7月15日月曜日

Re-born


好きな作家だ。しばらく前に買ったまま、楽しみでとっておいた。焦点が絞りにくい物語だった。それはそれで、楽しんだ。評価の分かれる作家だけれど、音楽は聴き手の、読書は読み手の力量や感性で変わる。それが足りないばかりに魅力がわからないこともある。それがわかる人になりたい。もったいないからね。わからないことがあるというのは素敵なことだ。

先週末から体調を崩した。5時半起きで弁当つくって、2時間の散歩、リハビリに頑張りすぎたようだ。4日ぶりにそとに出た。体に力が入らないけれど、少し加減をしながら、また始めればよいのだ。

2013年7月10日水曜日

そうだ、山へ行こう


自分のやりたいことを考えてみた。そうだ、山へ行こう。登るとしたら、迷わず選ぶのは黒部五郎。黒部五郎小屋から小さな沢のあるカールを上り詰める。朝日に焼ける山肌は、神々しい。どこからアプローチするにも、1泊必要なので、今の体力では無理だ。体を絞込もう。

もし、その時が来たら、できればこのカールに散骨してほしい。ほんとうに美しい山なんだ。ほんとうに。

2013年7月8日月曜日

気になる子


「気になる子 理解できる ケアできる」は、トラウマを抱えた児童の治療について、わかりやすく書かれた本。作者のフィールドがアメリカなので、最新の治療法とその可能性についても触れているし、脳の発達のについてのおさらいもできるので、とても役に立つ。子どもに限らず、大人にも有効だ。

楽しいことの手始めに、奈良県まで足を伸ばして初めてのカフェに入って昼食をとった。少し読書もした。おしゃれな店で女性客が中心のようで、落ち着かないけど、もともとカフェなんておじさんの行くところではないからね。

それはともかく、研修用のテキストを作ろうと考えている。何か形のあるものを作りたいんだ。

2013年7月6日土曜日

空はひとつにつながって



午前中、いつものカフェで読んだのは、「課題図書」の「はるかなるアフガニスタン」、児童書だ。先日書店で見て衝動買いした。アフガニスタンと米国の少年、少女の文通をモチーフにして、国家、民族、宗教、文化の溝を描いている。作家は米国人だから、あくまでその視点からということにしても、子どもたちにその「溝」を残したままでよいのか考えさせられる。

外交問題や対立は、解決が容易ではない。それでも、どこかで落としどころを見つけられないものか。被害を受けるのは、多くの場合子どもだ。時に、生命さえ脅かすのだからね。


午後、パートナーを誘って、奈良飛鳥までドライブした。先日、みつけておいたカフェに誘いたかったんだ。気に入ってくれたようで良かった。ついでだから、石舞台まで足をのばした。数年前までなかった売店やレストランがあって、驚いた。観光地みたいだ。ああ、観光地だった。

「昔は上に登れたのにね」とパートナー。登りたいのだろうけど。

PS.「空の名前」は、先日、金沢21世紀美術館で買ったものだけど、自然を表す言葉のバリエーションに驚く。それは、よいことだと思う。

2013年7月4日木曜日

正義と経済


何でも金で買える時代になったという。金を払えば、許されるのだという。それは違う。それは間違っている。子どもたちに、上手に伝えられると良いのだけれどね。そのための知恵を貸してくれる本だ。