2012年8月31日金曜日

私の好きな風景 29


この国の紅葉は、美しいと思う。暑さも、もう間もなく終わることだろう。紅葉には、しばらく時間はあるけれど、余裕ができたらカメラを持って出かけよう。

上司だから当たり前だろうけど、自分のチームも含めて、色々な人が相談に来たり、電話があったり、歩いている所を呼び止められたり、しばらく話をして過ごすことが多い。知っていることを伝えることもあるけど、別にアドバイスらしいことをするわけでなく、だいたいは、それぞれ自分が持っている答えを引き出してあげるだけなんだね。ちょっと見方を変えるだけで充分、それで大丈夫だよと伝えるだけのこと。もちろん、教わることも多い。つまるところ、ビジネスの基本は、おしゃべりなんだろう。

少し、疲れたので、早めに帰った。ついうしろめたい気持ちになるのを抑えながら、帰る。そういった気持になるということが、すでに病気の入り口なんだろうね。洗濯をして、DVDを見て、のんびりしている。

2012年8月29日水曜日

私の好きな風景 28


写真は、祇園の路地裏、典型的な風景だ。国際的な観光地である京都は、色々な不思議が詰まった街でもある。被写体も多いし、エリアごとに面白さがあり、発見がある。飽きない街だね。

体調がよくない。自己チェックするとメンタルのリスクが極めて高い。この半年の時間外勤務の一ヶ月の平均を出してみると、約100時間だ。むろん管理職だから手当は付かない。これとは、別に持ち帰りの残業が、10時間程度はあるから、過労死してもおかしくないレベルにある。

月曜日の朝のしんどさは、これまでもあったけれど、最近は、それが毎日のようにやってくる。仕事の細部への気配りができなくなり、集中力がなくなり、動悸、頭痛、肩こりが当たり前、睡眠の質も良くない、気力がわかない、トラブルの連続にうんざりして、それでも結果は求められるから、やるしかない。病的なレベルの入り口に立っている。少なくともその自覚があるから、まだマシなのだと思うし、記録することで、冷静に判断できる。

上司や同僚はしんどい時は、休めという。 気持ちはありがたいけれど、 仕事を休んで親を看取っている最中に、病室のその隣で書類を作らされるような会社だ。休んだからといって仕事が消えてしまうわけではない。何より、仕事ができない奴だなんて思われるのが、死ぬほど悔しい性格だから、よけいに厄介だ。笑うしかない。職場では、確かによく笑っている。時々、「元気ですね」と声をかけられる。そうなのかなあ。

世の中には、私と同じか、それ以上に働いている人も多い、みんな大丈夫かい。

PS.熟睡できないまま、明け方になった。気がつくと仕事のことを考えたりしている。本を読んでも逆効果だった。読んだ本も悪かった。「神様のカルテ」の主人公は、ろくに休みも睡眠もとれない医者の話だからね。皮肉なものだ。

2012年8月28日火曜日

私の好きな風景 27


撮影は、明石の公園だったかな。覚えていないけれど、花鳥風月というほどだから、ありふれたモチーフだね。

先日、車を転がしながら、ふと考えた。私は、大切な家族がそばにいて、良い友人に恵まれている。とても幸運な人間なんだ。もし、その出逢いがなければ、私は、人として生きることができなかったと思う。

もし、事故か何かで、この世とおさらばすることになったら、今、こうやって考えていることは、伝わらないままなんだ。そのことが、私をとても不安にさせた。

だから、好きだよとか、ありがとうとか、そういった言葉は、言える時にちゃんと言っておかないと、そう思ったんだね。だから、できれば、大切な人は、そばに居てほしい。そばに居れば、いつだって、好きだよとか、ありがとうとか、言えるじゃないか。

2012年8月24日金曜日

私の好きな風景 26


深夜まで仕事をして、疲れた体にフル回転している脳を乗せたまま、帰宅すると、すぐに、眠れるわけもなく、クールダウンしてひと眠りしたら、朝になり、業界の研修があるので、朝から出張で、待ち時間にカフェで書類を読んでいるところ。

県境を二つ越えて、出かけるブックカフェがある。2時間ほどのドライブは、苦にならない。そこで、本を読んだり、考え事をしたり、ものを書いたり、して過ごす。見晴らしが良いわけではないけれど、店の周りに緑をおいて、心地よい空間を作っている。お気に入りの場所だし、お気に入りの時間だ。

さて、がんばろう。眼の奥が痛いような気がする。

2012年8月20日月曜日

私の好きな風景 25


尾道の商店街だったと思う。商店街がにぎわっている街は、良い町なんだと思う。街としてのコミュニケーション機能が残っているのだと思う。ばあちゃんと孫が安心して歩ける街も良い町だと思う。

昨日、気持ちも体も疲れていたのだけれど、あえて車を転がして、山越えして映画を観に行った。りドリー・スコットの「プロメテウス」。エイリアンファンの嗜みとして視ると良い。私は、好きな映画だけれど、あえて薦めることほどのこともないという評価。それでも、行ってよかった。少し、気持ちを楽にしてブルーマンデーを乗り越えることができたからね。

弟のトニー・スコットが亡くなったときいた。単なる偶然だろうけれど、ともかくも残念だ。

2012年8月19日日曜日

私の好きな風景 24


琵琶湖の湖畔にある佐川美術館は、お気に入りの美術館だ。コレクションの中心は、平山郁夫の絵画、佐藤忠良の彫刻、樂吉左衞門の陶器に絞られている。しかし、樂吉左衞門館のモダンな茶室は、見学に予約が必要だけれど一見の価値がある。

カフェのメニューは、シンプルな構成だけれど、味はかなり本格的で、お薦めだ。年に数回やる特別展示もユニークだ。樂吉左衞門の陶器とほかのアーティストのコラボも刺激を受ける。今やっているのは「だまし絵」のエッシャー展、ハウステンボスのコレクションを借りているので期間限定だけれど、もう一度行きたいと思っている。

それから、ここのトイレはお薦め、デザインのセンスもメンテナンスも良い。美術館の価値を図るのは、ひょっとしてトイレかもしれないね。

仕事は、土曜日だけでは済まなくて、いつものカフェに書類とパソコンを持ち込んで仕事をしている。疲れのせいだろう。気分が悪い。うつ病の自己診断をしてみると相当指数が高い。「午前中が辛く午後に回復する」「頭が重く、肩が凝る」「深夜3時に目が覚める」「鉛のような重い疲労感」「食欲不振もしくは過食」その他いろいろ、思い当たる。医療機関の利用を考えてよいレベルではある。

「好きなことへの興味がなくなる」ということも指標になるので、意識的に楽しむ時間を持つようにしているが、問題は、時間がないことだ。わずかな休日も自宅で仕事をしないと間に合わないくらい。仕事も適当にと言われるけれど、それができないくらいなら苦労はしない。つい夜中に目が覚めたついでに小説を読み切ってしまったりする。

心配なのは、「判断力が鈍る」の項目だ。管理者の判断は、リスクに直結するからね。上司は、疲れたら休めという。しかし、休んで、その後始末に追われるくらいなら、仕事は自分でやった方が、効率的だし、精神的にも良い。こんな調子で、定年まで持つのかどうか。世の中には、働きたくても働けない人がいるのだからと自分を納得させている。人間嫌いの私にも頼りにされれば、応えたいという程度の常識もあるしね。

眼の奥が痛い・・・

2012年8月18日土曜日

私の好きな風景 23


沖縄は、祈りの地だ。それが、身近に感じられる、自然と、文化と、歴史の島だと思う。祈りの民は、だからこそ、この島を愛するのだろう。

〆切のある書類があったので、休日出勤をした。上司がいるとわかれば、遠慮なく?、相談に来てくれる。数人の面談をこなせば、予定していた仕事に手をつけられないまま、昼になって、メールを処理して、そんなリズムで、時間は過ぎて行く。

ときどき、やっかいな出来事も起こり、ロッカーをけり飛ばして、憂さ晴らしをしている。不健康だな。立場上、人に言えないことが多くなる。蹴り飛ばされても文句を言わないロッカーは偉い。今度、ロッカーに向かって祈りをささげることにするよ。

2012年8月17日金曜日

私の好きな風景 22


テントを背負って、峰々を縦走する体力に自信はないので、中腹までロープウエイを使って、そこからピストン(往復)する。夏になると、山に行きたいなと思う。写真は、大雪の旭岳。すぐ、そばには、お花畑が広がっている、何時間いても退屈しない。

盆休みなんて望むべくもない。ふと数えてみたら、今月は、まだ二日しか休んでいなかった。明日も休日出勤だ。週明け出さないといけない、厄介な書類があるからね。今日は、気分の悪いことがあって、会社のロッカーを蹴飛ばした。ロッカーの良いところは、派手な音がするところだ。一度、試してみるとよい。マイルドだぜ!!!

2012年8月16日木曜日

私の好きな風景 21


すごい写真だ。イルカの調教師は、飛行機だって調教できるんだからね。

パートナーは、水族館や動物園が好きなので、出かけることが多い。私自身は、それほど好きではないけれど、動物や魚を眺めているパートナーのうれしそうな顔を見るのは好きだ。そうそう、世間の人は、クラゲを見ていると癒されるというけれど、信じられない。

海で素潜りしながら、浮上しようとしたら、クラゲがいて、それが刺されると強い痛みのある奴で、しかも、海一面に広がっているのを見たら、好きになれるわけがない。クラゲで癒される人は、裸でクラゲの海にダイブして、思い切り癒されると良いのだ。ワイルドだぜ!!!

PS.大津市の教育長が襲われて、それを支持する声も多いそうだ。暴力を容認するのは、いじめを容認するのことに等しく下劣だ。

2012年8月15日水曜日

私の好きな風景 20


伊勢現代美術館は、画廊が開いている現代作家のギャラリーで、展示される作品は、ほとんど知らない。それでも、伊勢湾に面したロケーションのカフェで過ごすのは、とても贅沢な時間だ。ただ、何時間も車を転がして、作品を楽しみ、海と庭を眺め、珈琲をいただく、それだけの時間だからね。

2012年8月13日月曜日

私の好きな風景 19


倉敷は、パートナーも好きな街だ。美観地区、大原美術館アイビースクエア、見どころも多いけれど、お気に入りは、商店街にある小さなビストロだ。時々、ご飯を食べに行こう、そうだ、倉敷にしよう、倉敷にご飯を食べに行こう、行こう、と、そう言うことになって、何年かに一度、訪れる。

食事だけなら、日帰りで充分、帰りに平翠軒でおいしいものを買って帰るとちょうど良い具合に一日が過ごせる。好きな人といれば、退屈なんてしないし、疲れない。

しばらく休みは取れそうにない。

2012年8月12日日曜日

私の好きな風景 18


高山の古い町並みが好きな人も多いだろう。戦後の混乱期に文化を大切にし、先見性のある優秀な政治家が居れば、日本の町並みは、もっと美しくなったのではないかと思う。

同居している妹が旅行で留守になったので、父親の顔を見に来た。母が亡くなってすっかり気弱になって、ため息ばかりついている。いっしょに食事をして、テレビを眺め、ときどき話をして、そんなふうに時間が過ぎる。母が居る頃は、もっとにぎやかだった。

母さん、旅行に行きたかった。おいしいものをいっしょに食べたかったね。

2012年8月11日土曜日

私の好きな風景 17


雨の日は嫌いじゃない。傘の風景、閉じられた空間、空気のうるおい、そんな感じが良い。

昨日、会社の帰りに、盆踊りの声音が聞こえてきた。暮れたばかりのわずかな残照に積乱雲が雷で光っている。美しい色だと思う。美しい音だと思う。その前の会社の帰りに見上げたのは、人工衛星、そのまた前は、流星だった。願い事を唱えるなら、人工衛星にしよう。流星の短い軌跡では、少し時間が足りないからね。

今日は、いつものカフェで朝から仕事をして、呼び出しがあって、夕方会社へ行き、いくつか指示を出して、も一度、いつものカフェにも戻って、遅めの夕食を摂っている。気持ちがざらついていて、ひどく憂鬱だ。仕事がやっかいなのは、仕方がない。やっかいだと思っている自分が嫌なんだろう。それは、説明のしようのない、苛立ちに近い気持ちだ。

PS.パートナーは出かけている。顔を見たら、ようやく自分が人間に戻れる、多分。早く人間に戻りたい。

2012年8月8日水曜日

私の好きな風景 16


時代劇のロケでもよく使われる。近江八幡の家屋と水郷。ここもお気に入りの場所だ。大津から、湖岸道路を琵琶湖に沿って車を流すと途中に佐川美術館もあって、手近なドライブコースになる。ここから少し足を延ばすと、琵琶湖を望むテラスのあるカフェがあって、そこもお気に入り。

今日は、一日研修で会社を離れた。毎日新聞主幹という講師からは、取材をベースにした、面白い話を聞けた。研修も終えて、外に出たついでにミスドによって本を読んでいる。仕事に悩んだ時には、本を読む。私のように不器用で賢くない人間は、勉強するしかないからね。今日の講演者のように、賢い人がうらやましい。

パートナーは、今日戻ってくる。本当にうれしい。

PS.東電の福島原発事故対応のテレビ会議の様子がマスコミに公開されたが、顔をぼかし、一部、音声もないようだ。ミスがあったかどうかも含めて、情報を公開して検証するのがリスク対応の基本だ。その上で、ミスがあった時には、謝罪して責任をとるのがトップの役目だ。あれでは、ミスがあった、あるいは隠ぺいしようとしていると疑われても仕方ない。リスク対応としては、最悪の見本だ。

2012年8月5日日曜日

私の好きな風景 15


嵯峨野の落柿舎もお気に入りだ。嵯峨野は、柴垣と竹林、天竜寺、常寂光寺、念仏寺、絵になるポイントが多いし、カメラを構えなくてもブラブラあるくだけでも楽しい。

2012年8月4日土曜日

私の好きな風景 14


中学まで島暮らしだったから、人の一生分は、海をみてきたし、今更、魅力は感じない。海で海流に流されそうになって、「死ぬか」と思ったこともあるし、むしろ恐ろしい場所だとさえ思っている。

ただ、その頃は、島の外に出るのに、船しかないので、港には、特別なものを感じる。閉山で島を出たのも、見送ったのも、島の小さな港からだった。その港から旅立って、数十年も過ぎたというのに、どこで生活しても、よそ者である自分を感じている。

よそ者である自分を、かろうじて繋ぎとめていてくれるのは、家族なんだね。そして、パートナーは海が好きな人だし、だからこそ海を好きでいようとは思っている。

写真は、南港のあたり。

2012年8月3日金曜日

私の好きな風景 13


小樽は旅情を誘う街だと思う。よそ者が、よそ者の気分のまま、歩くのにちょうどよい。非日常的なモチーフが多い町だからかもしれない。撮影のポイントは多い、時々、訪問したくなる街だ。

土日は、休日出勤と決まっている。月曜日に代休をとる予定だけれど、どうだろう。今日は、いつものカフェで夕食を摂って、本を読んで少しのんびりしている。今日はパートナーも仕事で家にいない。

2012年8月2日木曜日

私の好きな風景 12


神戸の異人館、萌黄の館もお気に入りの場所だ。この建物が建てられたころは、もっと見晴らしが良かったのだと思う。そんなことをぼんやり考えながら過ごすのは、とても贅沢だと思う。