2012年1月28日土曜日

映画でしょ!!


思い立って、山を越えたところにあるシネコンで映画を見た。始めに「三丁目の夕日」、これは、泣ける映画とわかっていても泣かされた。2本目の原田知世と大泉洋主演の「しあわせのパン」は、モチーフになった絵本のような手触りの物語だった。映画としての好みは分かれると思う。締めの映画は「ミッションインポッシブル」、問題なしに面白いけれど、ジョン・ウー監督の2作目の方が好きだ。

映画と映画の間の休憩は、10分くらい。同じフロアを移動するだけで効率は良いけれど、さすがハードだった。途中でポークリブを飲み下すように昼食をとって、トイレが近くなると困るので水分も控え、ゆったり映画を楽しむ雰囲気にはならないね。それでも、面白かったし、何より、「休日に映画を3本も見て、リフレッシュできただろう、仕事がしんどいなんて言ってはいけないよ。」と自分で自分に言い聞かせる事ができる。

朝9時から夕方の4時まで、映画館で過ごした後で、映画のせいだろう、衝動的に数冊の小説を買い(「三丁目の夕日」の気分)、いくつかのパンを選び(「しあわせのパン」の気分)、高速をぶっ飛ばして(「ミッションインポッシブル」の気分)帰った。そのまま、いつものカフェで夕食をとり、閉店間際まで仕事をして、追い立てられるような休日が終わる。やれやれ。

2012年1月26日木曜日

THE RED TREE


Shaun Tanの作品を少しずつ読んでいる。日本語版を買ったけれど、シンプルな英語なので英語版の方でも良かった。安いしね。物語はシンプルだけれど、イラストの見せる世界は味わい深い。誰しも一度くらいは、絵本の中で生きる自分を想像したことがあるだろう。意識しなくても、絵本に夢中になったことはあるよね。

「だいじょうぶ」とはげまされるようで、ふと、この世界を旅してみたいと思った。けれど、この世界で旅を始めたら、戻ってこれないかもしれない。そんなことを考えた。

PS.明け方、「疲れて起きれないから今日は遅刻だ」という夢を見た。目が覚めたら、身体が重い。あぶないねえ。ここまでくると笑えるけどね。頑張っても頑張っても文句を言われる。やってられんわ。

2012年1月24日火曜日

カネのため


西原理恵子の本だからだろう。ネットショップの書評の数も多いし、高評価の口コミも多い一方、評価しない声もある。まあ、当たり前だよね。この世でいちばん大事なお金の話だから、生活の背景が違えば、いろいろな見方があるだろう。この本は、そんな「自分」のお金に対する価値観を映す鏡になりそうな気がする。専門書は別にして、もともと本に教訓を求めることもない、読んでみて面白ければ、運が良かったと思う程度の感想しかない私が言うのも、どうかと思うけどね。イラストも多い上に薄いから、すぐ読める。

仕事が面倒だなと思う。それでも、給料(カネ)分くらいの働きをしようと思う常識と自負はあるから、頑張れるけれど、いつまでやれるのか。時々、仕事中にぼんやりすることがある。あぶないねえ。

2012年1月23日月曜日

思いわずらう


肩の痛みとだるさで眠れない。深夜鎮痛剤を探して、服用すると楽になってきたけれど、研修の余韻もあって眠れない。夜中に読む本ではないなと思いながらも引き込まれるように読み終えると、朝が近くなっていた。無理に眠ろうとしてあせっても仕方がないとあきらめている。

人の心を想うことは難しい、とくに異性についてはなおさらだ。物語の三姉妹の心のうちを、理解することは難しい、感情移入することはさらに難しい、難しいけれど、受けとめることは、できる。海の神秘や宇宙の不思議を受け止める事と同じにね。そこにあるものはあることとして受けとめるしかない。

PS.鎮痛剤のおかげで朝がつらかった。やれやれ。

2012年1月22日日曜日

学ぶことは楽しい 2


研修の2日目、いろいろな事例をもとに解説してくれるので、実践的で役に立つし、本当に楽しい。研修に参加しているのは、いわゆる業界の精神科医とか教師で、その中には、「個性的な人」が多くて、おもしろい。質疑応答で「空気を読まないピントのずれた質問する人」とか、「質問ではなく自説を述べる人」とかね。本当に素敵だ。ただね、どんなに困ったとしても、あの人には頼らないようにしよう、と考えた。まあ、人のことは言えないけどね。

研修そのものは、とにかく刺激的だし、いろいろなアイデアも連想させてくれる。テンションが上がりすぎたのだろう、昨日は、夜中に目が覚めた。そうそう、講師のドクターたちは、みんな、睡眠薬を常用しているらしい、さもありなんと思う。人の心と向き合うのは、けっこうきついからね。

会場の近くに、姪っ子がバイトしているチョコレート専門店があるので、昼休みに覗きに行った。この界隈は、古民家を改修した建物の中に、カフェ、工芸品、雑貨を扱う店が固まっていて、とても素敵なのだよ。覗いたついでにいただいたチョコパフェは、これまで食べたことのあるチョコパフェとは全く異なるものだ。これまで食べていたものは、チョコパフェ風の何か・・・だった。

PS.週末を研修でつぶしても、あしたからの仕事はきっちりある。がんばろう。いつか、変調をきたすとすれば、多分診断名は、適応障害になるだろ、なんてことをぼんやり考えた。

2012年1月21日土曜日

学ぶことは楽しい


週末、市内で精神衛生についての研修が2日連続で開かれる。1日目を終えて、ホテルでのんびりしている。少しぜいたくだけどね。研修そのものは、とてもわかりやすく、ためになる内容だった。何より、とてもおもしろい。学ぶことは、とても楽しい。

明日も1日、研修だけれど、これも楽しみだ。学ぶことで人は視野を広げる。それが、生きるためのヒントやしあわせの在りようについて考える力になるのだね。

せっかくだからと、近くのデパートで買ったのが、STINGのアルバムだ。ベストアルバムだけれど、リミックスや未収録の音源もあって、聴くのが楽しみだ。車のお供ができた。

2012年1月14日土曜日

永遠のゼロ


ずっと気になっていたのだけれど、いつものカフェの入り口に置かれていたので、反射的に手に取った。

戦争について、語るほどの経験の知識もない。正しいとか正しくないとか、物事の善悪をそのものを見極めることはとても難しいと思う。立場や時代によって、善悪が変わることも多い。ただ、物事に対する、正しい向き合い方はあると思うのだよ。

それは、真摯に、あるいは誠実に、臆病な私は、時には慎重に、向き合いたいと思う。もともと愚かで軽率な自分の性格を考えると、その方が良いのだと思う。

ただね、誰かのために、あるいは、何かのために、ひょっとして自分も命を捨てられるのかもしれない、それは、家族を持った時の実感であり、同時に驚きでもあった。

乱暴な議論、粗雑な論理は、嫌いだけれど、同時に心に湧きあがる感情は、大切にしたいと思う。矛盾するようだけれどね。そう思う。

PS.小さい時に買ってもらった、プラモデルは、この本にも出てくるけど、艦上爆撃機彗星だった。水冷エンジンを積んだ流線型の美しい機体だった。

2012年1月10日火曜日

Collection Blue


手嶌葵の新しいアルバムを買った。「Collection Blue」は、ベストアルバムと言うより、CD音源になっていなかった曲も含めて選んでいる文字どおりCollectionアルバムというニュアンスが合う。

彼女の唄を聴くと、余分なものがをそぎ落とされて、自分の心が空の高みに落ちて行くような気がする。修辞学的な言い方だけれどね。今度の週末は、このアルバムをBGMにしてゆっくり車を流そうと思う。

みんな音楽の力を信じよう。

2012年1月9日月曜日

炭鉱の街で


連休中は、持ち帰りの仕事をしながら、レンタルの映画を見て過ごした。原作の舞台は昭和の九州の炭鉱の街だ。映画では離島の炭鉱になっている。映画の風景の方が私自身の故郷の風景に近い。

島の炭鉱は、坑道が海の下に広がっている。隣の島まで続いていると聞いたことがあるけれど、ホラ話半分にしても、過酷な環境であるには違いない。街や商店街の風景、労働争議や外国人に対する偏見など映画に現れるシーンは、私自身の心のどこかに触れている。触れているけれど、暗いとか明るいとか、懐かしいとかそうでないとか、特別な感慨はない、ごく当たり前のことなんだ。

そのころの私はただのガキだったからね。あまり深いことを考える事もなかった。成長期に入り、日本の経済構造が変わり、炭鉱(ヤマ)が次々と閉じられ、人々が離散する、会社や社会の都合で私自身も含めて、生活の基盤が根こそぎ変わってしまう。あきらめという気持ちでもなく、ましてや何かに抗うような気持ちでもなく、淡々とその変化を受け止めていた。もちろん、父や母は、親としてもっと切実な思いや苦労もあったと思う。

ただ、そういった時代の空気は、私の生き方に、影響を与えているような気もする。どこか、失われるということに執着できないというのか、他者のかかわりが苦手だとかね。ともかくも、ただのガキだった私は、どれだけ歳を重ねても、たいして成長しないまま、あいかわらずガキのままだ。仕事や立場上、とり繕ってはいるけれど、少しも成長していない。自分の内と外を使い分けるくらいの賢さは身に付けようとは思うけどね。

作品の質は、ともかく、つい色々なことを考えてしまう映画だった。

八日目の蝉



よくわからない映画だった。感情移入するには特異なシチュエーションだからね。ただ、そこに残ったのは、祈りのような気持ちだ。たくさんの美しいもの見て、誰かと楽しい時間を過ごすこと。みんなそうあって欲しいのだよ。

2012年1月8日日曜日

The Deer Hunter


昨日は、いつものカフェで、開店から閉店まで(約10時間)籠って、書類作りをしていた。(長居OKと言われながらも、さすがに気が引ける。かたじけない。)BGMに「Deer Hunter」のテーマが流れたので思わず手を止めて聴き入った。美しい曲だと思う。物語の重さをそっと包み込む。



仕事にケリを付けて店を出る直前に読んだのが先日購入した「リアル・スティール」なんだけれど、短編の原作の方がひねりがあって面白かった。映画は映画で楽しかったけどね。書評を読んで「Somewhre in Time」は同じ、リチャード・マシスンが原作のラブストーリーだということに初めて気が付いた。一部では人気のある作品だけれど、テーマ曲が美しいので好きな映画だ。



「Brave Heart」も好きな映画の一つだ。気持ちの準備がいるので、あまり視ないけれど、テーマ曲を聴くと目頭が熱くなる。幼いウォレスとミューロンの出逢いと再会のシーンが好きだ。



もうひとつあげておこう。「Forrest Gump」のテーマも好きだ。色々あっても音楽に励まされることは、多い。この歳になるととりかえしのつかない出来事が少しずつ増える。どの曲も失われることの哀しみを受け止めてくれるようだ。もう忘れてもいいんだよ。忘れられないのにね。

PS.今日は、自宅に籠って書類を作っている。やれやれ・・・

2012年1月3日火曜日

hereafter


借りてきたDVDを視ている。死後の世界に関わるストーリーだ。監督はクリントイーストウッドだし、まじめな内容だけれど、よくわからない。

時々会社から電話があるけれど、ゆっくり過ごしている。後は本でも読もうか。

2012年1月2日月曜日

チョコレート


元旦は、実家の父の顔を見に行き、妹家族と新年を過ごした。誰もが母の事を想いながらも口にしないのが不思議だ。私たち家族は、そういったことに、どこか不器用なんだろう。帰り際に妹と法事の打ち合わせをした。

姪っ子のバイト先で作っているチョコレートを食べた。おいしかった。母に食べさせてやりたいと思う。