2010年11月27日土曜日

物語ること



休日で、天気も良いし、遠くに出かけたかった。報知器の点検で業者を待っているうちに、中途半端な時間になったので、いつものように近くのカフェで、読書。それはそれで、悪くないけどね。

物事の在りようには、根拠がある。内科の美しい主治医は、検査の数値を見ながら、私の処方を決め、次の検査の予約をする。どんなサービスを提供するか、そこに根拠が求められるのは、当然のことだろうし、「数値で示せ」というのも近頃のビジネスの流儀だ。

一方で、「私の思い」は、別にある。例えば、「がんの延命治療を望む」のか、生存率は、数値として、延命治療の根拠となるけれど、あえてそれを望まない人は多いのだ。「生活の質(QOL)」とも関わって、本人の中にある「人生の物語」を大切にすることが、私の仕事の本質でもある。

さて、ナラティブ(narrative)である。「物語る」というほどの意味だと思うけれど、勉強のために読んでいる。「ストーリーの心理学」は、訳書でもあるし、引用も国外の事例が多いので、やや難解だ。

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