2010年12月21日火曜日

日本放送協会


日本放送協会の「にっぽん紀行」という番組。聴覚に障がいのある鳥取県の高校生のカメラ部員が奈良へ行った。先生からの宿題は、「外国人観光客の写真を撮らせてもらうこと」だった。発音にも障がいがあるけれど、もともと言葉の通じない外国人なら身振り手振りでコミュニケーションをとれば良い。初めは躊躇しながらも、いくつかの笑顔の写真を撮ることができた。ところが、その後に訪れた大阪の街では慌ただしく通り過ぎる人に声さえかけられない。

彼は自信をなくし、カメラに手を触れないまま1ヶ月が過ぎた。気落ちして参加したクラブの例会であったが、奈良で撮った外国人観光客の笑顔の写真を手にした。自分から向き合えば、人は心を開いてくれると気がつく。そして、鳥取砂丘に向かい、何枚もの笑顔を撮った。時には、言葉も交わしながら・・・。「ありがとう」そこには、素敵な笑顔と言葉があった。という内容だ。

コミュニケーションについて考える。ポジティブやオープンマインドについて考える。ストレングスについて考える。研修のネタにしよう。

写真は、伊勢現代美術館のカフェ、美術品に囲まれ、手入れされた庭と海をながめながら、過ごす。贅沢な時間だと思う。まあ、いいよね。

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