2012年10月23日火曜日

ごめんね


映画を見たいという渇望のようなものがない。読書にしてもそうだ。深夜の三時になっても寝付けないので読んだ本、読んだから寝付けないのか、どちらが原因で結果なのか、眠れないのに変わりなので、どの道意味がない。本は読み切った。毒にも薬にもならない本だけど、嫌いじゃない。

仕事で北の方の街に車を飛ばした。顧客のアフターサービスと、挨拶を兼ねて、1件目、そのまま隣の街へ関係業者の担当者に文書を手渡して2件目。FAXで送れるような内容ではなかったので手渡したかった。明日までに目を通してほしかった資料でもあった。

帰りの車の中で「ごめんね」の言葉が心にこだましていいた。「なにかできることがあったのではないか」、謝罪と、諦めと、言い訳と、少しだけ自分責めるようない繰り言だ。しばらく泣いた。高速道路では、泣きながら運転するドライバをとがめる人もいないからね。

小さい時絵を開くのが好きだった。誰かと遊ぶより楽しかった。ちゃんと勉強しているわけでもないから上達しない。自分がどれくらい下手かわかるくらいには、絵を理解することはできる。だから美術館通うのだけれど、それにも興味が無くなりつつある。好きなことが面倒になるのは、メンタルの悪いきざした。気をつけよう。一人になりたい、誰も傷つけず、傷つかない。そんな時間がほしいけれど、そんな時間は来ない。いつだって、人は、誰かとかかわりながら生きている。

明日は(今日だけど)仕事を休んで、映画館で昼寝をしよう。もう夜明けだ。

PS.そんなわけないだろ。仕事だよ、仕事。

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