中学まで島暮らしだったから、人の一生分は、海をみてきたし、今更、魅力は感じない。海で海流に流されそうになって、「死ぬか」と思ったこともあるし、むしろ恐ろしい場所だとさえ思っている。
ただ、その頃は、島の外に出るのに、船しかないので、港には、特別なものを感じる。閉山で島を出たのも、見送ったのも、島の小さな港からだった。その港から旅立って、数十年も過ぎたというのに、どこで生活しても、よそ者である自分を感じている。
よそ者である自分を、かろうじて繋ぎとめていてくれるのは、家族なんだね。そして、パートナーは海が好きな人だし、だからこそ海を好きでいようとは思っている。
写真は、南港のあたり。
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