2013年5月9日木曜日

電子ブック


本は持っているけれど、電子ブックで99円だったので、衝動買いした。コミックならタブレットでも読みやすい。著作権の切れた古い小説の無料版も読んだけれど、そちらはなじめなかった。本の厚みがないのは落ち着かない。読書や思考は、身体感覚や刺激のと密接に関わっているからだろう。小さい頃からタッチパネルに馴染んでいれば、違和感がないのかもしれない。

テーマになっているのは、原爆の話だ。原子力、遺伝子、テクノロジーの究極的な発達は、人間の通常の自然な営みから「神の領域」に足を踏み入れることにもなる。科学の発達を否定する気はない。ただ、人間は、自然に対する畏敬の念や謙虚さを失ってはならないと考えている。

私自身、情報機器を使いながら、どこか現在の情報化社会に違和感を感じている。確かに便利だし、パソコンが発明されなければ、私なんか役立たずの不器用なおっさんであったと思う。それでも、やはりどこかで、漠然とした違和感を感じている。

0 件のコメント:

コメントを投稿