2013年5月7日火曜日

「円卓」



昨日、いつものカフェで「横道世之介」を読み終えた。学生時代の友人とは、なかなか会う機会が少なくなった。なかにはすでに故人となっているやつもいる。けれど、学生時代、その時に出会えたこと、言葉を交わし、瞳の奥の情熱や屈託を見つめ、ともに遊び、その事が今の私の心の一部になっている。そして、知らない間に、自分が恥ずかしい人間になってはいないか、その心の一部が教えてくれそうな気がする。


今日は、カフェまで歩いた。30分ほどでたいした距離ではない。リハビリにちょうど良い。西加奈子の「円卓」を選んで読んだ。生きていくことの覚悟は、子どもにだって、求められる。その覚悟のありようもひょっとしたら「個性」と呼ばれるのかね。その「個性」一つひとつが愛しい。その「個性」が円卓を囲む。スリリングだ。

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