2012年2月28日火曜日

slow glass


SFの古典を集めた短編集で、すぐに引き込まれる。多分、古典というのは、むしろアイデアが新鮮であった頃の衝撃、あるいは匂いのようなものがあるからだろう。現代小説なんて、どこか似たような話をすでに誰かが書いているのだからね。でも、いや、だからこそ、物語を紡ぐ小説家というのはすごいなと思う。

Bob Shawの短編も含まれているのだけれど、Slow Glassという「記憶するガラス」がモチーフになっている。そのガラスには、そのガラスに過去、映った風景や人々が時間をおいて映し出される。失くしてしまったものを映してくれる窓があれば、きっと、買ってしまうのだろうね。

PS.今日、そうしようと決めた。ふと、決めた。そんなもんだろう。

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