2012年2月12日日曜日

ごめんね


伊坂幸太郎は好きな作家だ。物語のモチーフも好みだし、後半の理屈っぽいやりとりのシーンは、適当に読み飛ばすので、上下巻を一気に読んだ。私は、行儀のよい読者ではないのだね。主人公の奥さんのキャラクターが魅力的だった。


知らない作家だけれど、もともと「キタイ」というオリジナルから「ラスト・セメタリー」変えられた書名にひかれたのは、私がまっとうに出版社の戦略に乗せられたということだ。キング好きなら、思わず手にとってしまうよね。

体調不良を、休むわけにもいかないまま、無理やり乗り切って、きつい1週間が過ぎた。睡眠も乱れたりしたので、乱れたついでに。夜中に、本を読んで過ごした。こうなると、体調が良いのかどうかもわからなくなる。

昨日、母の法事を済ませた。1年がたったのだね。法事の後の席に、母の小さな写真を持ってゆき、帰る時にそれを置き忘れるようよな、親不孝な息子だ。その時に、母から叱られた記憶がほとんどないということに唐突に気が付いた。つくづく、私は母に愛されていたのだと思う。ごめんね、母さん。

PS.パートナーにも心配をかけているな。ごめんね。確かに、こんなわがままな人間によく付き合ってくれていると思う。

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