2012年2月13日月曜日

海竜


輪廻をモチーフにしたファンンタジーラブストーリーだ。登場人物の多くがいい人で、嫌な奴は嫌な奴のままでいてくれるし、わかりやすいお話だ。現実には、輪廻というものはない、ほんとにそんなものがあるなら、人生はもっとややこしいことになっている。

「海竜 第2章 Plesiosaur Ⅱ」

あなたが消えたなら
あなたの中の私も消える

それはかまわない
とめようのないことだから

そうやって
忘れ去られたものたち

忘れられたことさえ忘れられても
とめようのないことだから

ここにあることだけが
確かなことであって

明日と昨日が同じ重さで
いつか失われるとすれば

ただひたすらに
あなたのためにあろう

よろこびの種や涙のわけを
いくつか心に留め置きながら

愛おしさを愛おしさのまま
あなたをだきしめよう

ただひたすらに
あなたのためにあろう



PS.母の命日だった、法事のときとは違って、父と妹と私、三人で母を参った。何かの区切りなのだろうけど、実感はない。

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