2012年11月23日金曜日

小川の辺


早朝、用があって神戸を往復し、帰りにそのままいつものカフェで、仕事をした。混んできたので引き上げようと思ったら、あらら、財布がない、車の中だ。マスタが快く「ツケ」にしてくれた。感謝。

夕方、お付き合いのあるところから、コンサートのチケットをいただいたので出かけた。中国琵琶、中国琴、クラッシックギター、ソプラノ、小規模な管弦楽のアンサンブルで、楽曲がジャズ、唱歌、オリジナル、メインはカルメンとバラエティ豊かであったけれど、全員のレベルが同じように高いわけではなかったので、音の流れが切れるたびに、いちいち気になった。ただで聴かせてもらって申し訳ないのだけれど、耳は正直だからどうしようもない、気持ちがふさいできた。

逃げるように帰って、家族が遅いので、ひとりでDVDを視た。藤沢周平の作品は好きだ。昔は良かったなんて、知らない時代のことにあこがれる気はないし、今よりずっと貧しく、理不尽なことも多かったはずだ。けれど、今の時代の政治家たちの振舞いをみていると、藤沢周平の描く武士の潔さと引き比べてしまう。この国は、もっと美しいはずなのに、そんなことを思う。人としての居住まい、私ももう少し、ちゃんとした人間になろう。

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