2012年9月30日日曜日

台風の残したものは


台風がやってきた。いつもそうだけれど、接近するにつれて加速しながら夕方には関西を抜けた。予定されていた運動会が中止になったので、いつものカフェで仕事をしていた。会社の様子も気になっていたけど、周辺の警報も解除されたようで良かった。たまっている仕事を片付けながらも、運動会に行けないのはとても残念だった。

台風は不思議だ。過ぎ去ったあとに、何かを残してゆくような気がする。それは、直截的な被害だったり、被害のない人には安堵感だったり、色々なんだけれど、それを確かめるようにみんなが空を見上げるのだと思う。

先日、アンディウイリアムズが亡くなった。私の音楽は、ビートルズでもなく、アイドルでもなく、彼から始まった。多分、あのころのアメリカの楽天的で、ある意味ヒューマンな雰囲気へのあこがれがあったのかもしれない。小さな炭鉱の町に生まれ、日本の文化の価値だとか、何も知らないただの子どもだった。多分その頃は、もっと遠い空を見上げていたのだと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿