2011年11月20日日曜日

Drive & Art


誕生日のプレゼントにNAVIをもらった。ずっと欲しかった。きっと高いのだと思う。さっそく、試してみようとドライブに出かけた。プレゼントの主は疲れているようだったので、ひとりで出かけることにした。いっしょに行きたかったけれどね。

職場の同僚が勧めてくれたので三重県立美術館に出かけた。ドイツで活躍しているイケムラレイコ展にも魅かれた。

近代の合理性や物質性から離れた、命そのものを写したような作品だった。ぼやけた描線と塑像の空虚な空間は、むしろ肉体の存在さえあいまいにして、命の霊性を際立たせる。そこでは生と死がむしろ近しいものとしてあって、当たり前のように重なり合っている。うん、それらしい美術評論的な感想になったかな。

しかし、その受け止め方は、あながち間違っているとは思っていない。そのあとで訪問した。奈良県立万葉文化館での日本の印象派の作品と比較すると、生きることへの執着や肯定感もあって対照的だ。それは、どちらがよいという話ではない。ただそんな風に感じてしまうということだ。楽しめた。

   

昼食は、少しぜいたくをして、美術館の中にあるフランス料理(だと思う)のランチをいただいた。おいしかったのだと思う。デザートはミカンのプリンだ。これもおいしかったのだと思う。慣れない味なので、戸惑った。

結局、いつもの味が恋しくなって、帰りにいつものカフェで夕食をいただいているところ。こちらは単純においしいと思う。少しほっとする。誕生日のプレゼント(謎)までいただいた。感謝。

今日は関西の美術館のほとんどが無料の日だった。行ってから気が付いたんだ。知っていれば、もう一つくらいどこかへ行ったのにね。

プレゼントの主は、少し元気になったのか、お出かけのようだ。良かった。ありがとう。

PS.NAVIに向かって、「指示のタイミングが悪い」と悪態をついても彼女(女性のクールな声だった)は腹を立てない。えらいよね。

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