2013年11月7日木曜日

安藤美姫と楽天

日本シリーズの盛り上がりには物語としての定番があった。巨人と楽天、中央と地方、老舗と新参、権威と破壊、アナログとデジタル、挙げれば他にもあるだろう。そのことがファンを引き付けた。

安藤美姫がソチに向けて復活の路を歩んでいる。プライベートな出産を経て、そのことを沈黙のまま引き受けて、挑戦する覚悟と姿勢に敬意を表する。そこには、一人の人間が生きようとする物語がある。

充分とは言えない得点という客観的な「根拠」(エビデンス)は、彼女の挑戦を無謀というだろう。しかし、語るべき(ナラティブ)な「物語」にワクワクする。ソチへの切符を手に入れられるかどうか、それも含めて、物語を楽しもうと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿