2013年6月21日金曜日

家族と憲法



大切な人が、突然に居なくなくことがあるのだ。大震災は、その事を教えてくれた。家族の絆という目に見えないはずのものが、失われたときに見えるというのは、不思議だ。

自民党の憲法改正草案に「家族の助け合い」がうたわれるそうだ。憲法の役割は、元首や権力者の横暴を抑制し、健全な立憲政治を担保することにある。

正社員は、家族と過ごす時間もないほど働き、非正規社員は家族を作るだけの賃金をもらえない、シングルマザーが子どもと孤立し、避難所では、年寄りが死ぬ。

この国の為政者には先にやるべきことがあるだろう。必要なら法律は変えるべきだ。ただし、誰が何のために変えようとしているのか、きちんと見極めたいと思う。

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