2013年6月14日金曜日

心と体の持ち方


最近は、午前中、一時間ほどのウォーキングの間にカフェでの二時間ほどの読書をはさんで過ごせるようになった。引きこもり生活から少しずつ、リハビリが進んでいる。コンスタントに体を動かせるようになったのが効果をあげているのだと思う。病気のついでに病気のことも含めて、色々な勉強もできるようになった。病気も悪くないね。

認知や脳、統計学と数学、カウンセリング、コーチング、研修の進め方、人相手のサービス業には役に立ちそうだ。もちろん小説もね。人相手の仕事に限らないとは思うけれど、提供するサービスが適切であるか、その質を担保する根拠が必要である。技術、理論、とかね。

同時に、人相手のサービスには、エモーショナルであまいな要素があったり、価値観や倫理まで視野に入る。だからこそ時には、ユーザーの背景にあるストーリー、同時に提供すべきサービスのストーリー、言わば物語が大切になる。まあ、それだけの理由で小説を読むわけではないけどね。

午前中の生活のリズムが安定してきたら、午後も外で過ごすようにしていきたい。今日は、思いきって、飛鳥の駅前にあるカフェまでドライブをした。もっとも、大好きなはずのドライブなのに心の底にずっと、抑うつ感が付きまとっている。やれやれだ。

ぼちぼちいこか、と言うのが関西人の決まり文句。

P.S.最近のスポーツ会の幹部の不祥事への対応を見ていると、リスク管理の勉強になる。ただ、その事より、気がかりなのはスポーツにおけるフェアの精神だ。子どもたちに向き合うとき、大切なのはフェアであることだ。私の経験では、子どもたちは、「ズルい」ということに敏感で、大人や社会や集団が本来フェアであるべきだということを本能的に理解できるのだと思う。

4 件のコメント:

  1. すごく興味深く読みました(^^)
    Aの仕事はきっと、人相手というよりも、人生相手の仕事、ですよね。
    どんな仕事も「人」ありき。
    だって報償をくれるのは人間だもの。

    人の「人生」を相手にする仕事に就く人は、ぜひとも想像力を持ってほしいです。

    人が何に傷つくのか、人が何を怖れるのか。


    子どもたちはズルい(^^)
    自分が得をするように、自分が誰にも責められないように、自分が「すごい」と言われるように平気でウソつくし。
    子どもに対して「フェア」である、ということは、「あなたはそこで生きていていいんだよ」「誰もがここにいていいんだよ」と徹底的に伝えることのような気がします。

    あらゆる技術を使って、どんな人に対しても「それでいいんだよ」と伝えることが……できたらいいなぁ。

    と雨のつくばでいろいろ考えさせられました。

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    1. コメントをありがとう。子どもには客観的な事実とは別に「ホントの」物語があることを受け止める。それは大人にとっても、新鮮な体験です。大人は、子どもにはの作る物語の素敵な読み手でありたいと願っています。

      同時に「フェア」であることは、他のお友だちにも、それぞれの物語があることに、折り合いをつけるプロセスだと思います。子どもの他者への共感力は、想像以上のものだと思います。人の痛みがわかるとかね。

      そのためにも、大人は、子どもたちをいっぱい愛してあげたい。当たり前だけれど、愛を知らない子どもは愛を語れない。

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    2. 子どもの他者への共感力、場所への適応力、変化できる力、すごいですよね!尊敬・驚愕のレベルです。

      友達のために、年上の怖い子に立ち向かうことができる。

      次男のために立ち向かってくれた子のお母さんが、その場で注意してしまったけど、帰ってきて悩ましくて旦那さんに相談したら、それは我が子が正しい、と言ってくれたと。

      暴力=×、でも守るため、相手の暴力に抵抗するための反撃=△
      これをどう教えるか……その子その子によって方法も変えなけりゃ。

      だから大人には想像力と表現力が必要なのかな?
      でも、男親は背中を見せる(意識して見せる)だけでもいいかも……うらやましい!

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    3. 基本的に暴力は、NG。特に弱いものいじめのようにフェアじゃない暴力は、論外。子どもたちに「暴力はゆるされない」と伝えていますし、経験的に暴力は、連鎖するので、暴力でないと解決できないような状況や環境を作らないよう職場では、職員に伝えています。同時に、子どもたちどうしで暴力ではない解決法を学べるよな取り組み(トレーニング)を私の施設ではやっています。(それくらい、子どもどうしのケンカがたえないのです)

      近所のともだちの関係なんかでは、むずかしいこともあるかな。いじめっ子に対するレジスタンスは、応援したくなる気持ちもわかる。(笑)

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