2011年3月15日火曜日

水に沈む町


母が逝ってから一月を超えた。同僚が贈ってくれた本「つみきのいえ」は、水の中に沈む町が舞台になっている。以前から欲しいと思っていた絵本だ。励ましてくれているのだろう。ありがたいことだとも思う。

今、テレビの向こうでは、水に沈む町について別のストーリーが止むことなく伝えられている。被害者の数を数字としてではなく、ひとつひとつの物語として、耳を傾けよう。そして残された者は、幸せになろう。ひるむことなく幸せになろう。泣きながらでもしあわせになろう。

そうあって欲しい、心から願っている。誰もが、誰かのしあわせを祈ることはできる。

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