2010年4月3日土曜日

good story


「The Legend of 1900(邦題:海の上のピアニスト)」、好きな映画です。船の上で生まれ、一度も船を下りず、消えゆく船と運命をともにしたピアニストが主人公、エンニオ・モリコーネの音楽も印象的な、哀しく、優しいお話です。「何かいい物語(good story)があって、語る相手がいる限り、人生捨てたもんじゃない」と映画の中のセリフとして語られます。

人それぞれに生きるべき場所、定められた場所があるのかどうか、私にはわかりません。けれど、それぞれに語るべき人生(ストーリー)があるとすれば、私はそれに耳を傾けたいと思います。私自身は、とても退屈な人間です。けれど、そこにいい話があって、誰か語ってくれる人があれば、良い聴き手であろうと思います。

そして、いい話というのは、正しいとか、役に立つとか、多分そんなことと少し別のところにあるような気がします。「Fuck the regulations(規則なんてくそ食らえ)」というのもお気に入りのセリフですが、管理することより創造することが私の仕事のスタイルである・・・と言い訳しておきます。

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