2014年2月10日月曜日

小室等の音楽夜話


業界のフォーラムに参加するために、大津に来た。専門の講座をメインに、映画祭、ハンディキャプの人たちの作品展、二泊三日で夜中過ぎまで充実したプログラム 。その中で行われたライブはホテルの中の小さな部屋、最前列正面のかぶりつきで見た。

小室等と娘さんのデュオに、ピアノが谷川健太郎(俊太郎ジュニア)、サックスに坂田明。神様のライブだ六文銭『誰かが風の中で(木枯し紋次郎のテーマ)』、谷川俊太郎の詩に小室さんが 曲をつけたもの、圧巻は、坂田明の泣けるようなサックスが小室さんの唄に絡む『ひ まわり』『星に願いを』、心がどこかに持っていかれそうだ。

時々、言葉の持つ力を疑いそうになる。ネットには誰かを傷つける言葉があふれ、私 自身が誰かを傷つけたこともある。でもね、小室さんのライブなんか聴いてると、もう少し言葉の力を信じてみようと思う。もう少し歩いてみようと思う。

フォーラム専用の朝食の会場で同席のグループが坂田さんの『ミジンコと生命について』の基調講演を話題にしていた。面白いけど変わった人だね・・・なんて話で、どうも彼がどれほど偉大なサックス奏者か知らないらしい。そのことをおせっかいにも伝えると「ネットで調べよう」だって。もっとも本業の音楽でも相当、面白くて変わった人だけどね。

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