2014年4月20日日曜日

パートナーが居ない午後

パートナーは、友人と旅に出た。私は、所在なく県境を二つ超えて車を飛ばし、とあるブックカフェに居る。「君は僕の太陽だ」というのは切実な話だ。定点観測する太陽がなければ、自分の位置がわからないし、自分が誰だかわからない。かと言って、自分が何者かでいようなんて、退屈だし疲れる。

そうこうしているうちに窓の外は雨。冷たい雨に打たれたら、自分の輪郭ぐらいは、わかるかもね。「空気のような人」という喩えだって、もし空気がなくなれば、僕は死んでしまうのだから、ことは緊急を要する。何だか、息苦しくなってきた。

大切な人がそばに居ないだけなのに。

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