2014年1月19日日曜日

平和ボケ



声高に「平和ボケの日本人」と叫ぶ人がいる。ちょっとまて、この国の人々は、日々を自堕落に過ごしているわけではない。汗して働き、周囲の人々をいたわり、信頼する。喜びと悲しみを分かち、萬の神々を敬う。年に一度はクリスチャンにさえなれる。

思想信条は別としても警察官や自衛隊に敬意を払うくらいのことはする。見張る人もいない場所に無人販売所があり、行列にはきちんと並ぶ。この国の人々は、ただ平和の素晴らしさを体験し体感しているだけだ。日常の中で平和を行動として体現してるのだ。一人ひとりがコミュニティPKOなんだ。

先の震災で人々は奇跡と呼ばれるほど整然と対応し協力した。死の間際まで防災放送を続ける職員がいた。その行動こそが平和の尊さを知っていることの証左だ。

カフェでデッサンのレッスンをしていたら、隣の席の女の子が、興味を持ったのか、こちらをチラチラ振り返るので描いてみた。この子がこうやって元気に生きているのは、親はもちろん、社会全体がこの子を毎日サポートしているからなんだ。

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